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株式会社トクヤマ 友村さんの想い

地元である周南市に就職し、市を支える企業のひとつ、株式会社トクヤマで働き続ける友村さん。
えんとつのひみつだけでなく、ご自身の想いも話してくれました。

高校は周南市にある山口県立南陽工業高等学校の出身。卒業後すぐに株式会社トクヤマに就職し、現在まで勤め続ける、トクヤマひと筋25年のベテラン。

働き続ける中でふと昔から思っていたことを考えたことがあったそう。

「この発電所は諸先輩方が築きあげてくれたものであり、自分自身を育ててくれた場所だと思っているんです。でも脱炭素社会のなかで今までのままだとこの発電所が無くなってしまうかもしれない。やっぱりこの発電所が好きなので。自分は今43歳なんですけど、自分を育ててくれたこの発電所を次の世代に残すためにはこのままじゃいけないなと。」

「改めて思い始めたのもここ最近なんですけど、ちょうど何かやろうと思っていたのと、自分の思いが合致したというか。」

SDGs(持続可能な開発目標)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟国193か国が2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際的な目標です。
利益や効率のみならず地球温暖化防止の観点からも経営などを考える時代へと変化していっているのです。

株式会社トクヤマでは【とくちゃれ】という取り組みをしている。
具体的には、社内でボランティアを募り未整備の竹林から竹を伐採し、自家発電所の燃料にしたりサッカークラブや地元の高校とコラボして応援グッズ【竹クラーベ】を作ったりしている。
このように会社全体でもSDGs実現に向けた活動を進めているところだ。

自分たちだけでなく、子どもたちや他の企業との関わりを持つことでそれを知った人、体験した人が将来を考えるきっかけになる素晴らしい活動だと感じました。


「やっぱり新幹線でJR徳山駅に帰って来た時に、煙突を見て、『あぁ、周南市に戻ってきたなぁ』って感じてくれる人も結構いるので。どうやって二酸化炭素を減らしていくかっていうことですよねー。じゃなきゃホントに煙突なくなっちゃうかもしれないですからね。」


自分自身を育ててくれた周南市、工場、発電所を次の世代へ残す。
ずっと暮らして来たからこそ感じる友村さんの地元愛が伝わってくるインタビューでした。
そして温暖化が進む昨今、企業のみならず僕達1人ひとりが将来のことを考え、向き合っていかなければならないと強く感じました。

友村さん、本当にお話聞かせていただいてありがとうございました!!

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