見出し画像

淡々と過ごす毎日に憧れている

この数年の人生の展開は
たった数十年の人生なのに
こんなことがあるんだということが
満載で、戸惑ってしまっている。

子どものころ、小学校の校庭で、
並行棒に座って、ぼんやりと生きていたあの頃の人生が続いていくのかと思っていた。

ところがそうじゃなかった。
でも実は、ぼんやりと淡々と生きていくことが一番の憧れであり、
人生の目標なのかもしれないと気づいているこの頃。

生きるってなんだろって思っている。

………

日曜にもち麦麹でお味噌を仕込んだ。
不思議なご縁で、お繋がりできた、
Hさん。

もち麦の素晴らしさを広げることが天命だとおっしゃってた。

お味噌を仕込んだ後は、
もち麦ランチ。

もうたまらなく美味しくて、
いらした参加のIさんやOさんのお話もステキで、
なぜここで出会えたのか。

もち麦粉と桜エビとか入れてあげたお料理クロモジの楊枝もステキ
ツナとポテトともち麦のサラダ。
二条麦
白花豆ともち麦とお野菜をオープンしてで焼いた
デザートまでおいしい
お玄関のステキな看板

もち麦麹のお味噌の試食もさせていただき、これまた美味しい。
出来上がりが楽しみ。

もち麦をいただいて、
大麦の話を伺って、
実は昔は麦は当たり前の食材で、
「1960年ごろから大麦の生産量は減り始め、70年代に激減した」らしいんですよね。

で、吸収されやすい糖質や脂肪過多な食生活に変わっていったことで、生活習慣病が増えた…。

………

私たちは何に向かって生きているんだろう。


なんだか不思議なご縁で、
豆→縄文時代→草木染め→麹→大麦と繋がっていく中で、
蚕糸産業や織物など
実は自分がしたいと思っていたことや
生きてきた中で、学んできたことが
全て繋がっていった。

そこに一次産業があり、
当たり前の生活を淡々とこなしていくことが実は一番大切なのだと気づいていったんだよね。

経済を動かすことは大切だよ。
今の社会を動かすためには。
もちろん、お金がないと生きていけないよ。

でもね、実はそれは
当たり前の生活を淡々と生きるという基本的な土台の上で動くことで、
それがないままには動いて行かないとと気づいたんだよね。

………

息子がコロナ禍で、
社会の歪に気づき、
その中で、流されるように
経済中心の動きに、疲れ、
心が崩れていった。

その時の心の叫びを
原家族の惑いに振りまわされたいた私は、聞き逃していた。

息子の危機は感じていたので、
早期退職して、
息子の近くに行くつもりだったのに。
息子は大丈夫だと思うことにして、
原家族の問題に向き合った。
息子も頑張っている姿を必死で、
見せてくれていたので。

なんとか、
乗り越えてきた原家族の問題。
そして危機一髪で
実家に帰ってきてくれた息子。

息子と向き合う日々。

その中で、原家族の問題も見えてきたことがたくさんある。

自分の子どもだけでなく、
多くの人たち子どもたちと過ごしてきた人生の中で、
多くの学びがあった。

人生を脱線しようとしても、
結局、呼ばれるところ。
それは私の天命。

息子の人生を支える。
子どもたちの生きる道を
支える。

………

原家族のことを考えると、
多分、実家に帰って、
片付けることが、彼らの望みなんだろうと思う。

「仕事なんかしてはいけない」と
学校を卒業し、子どもを産んだ時から
父にずっと言われてきた。

2年前に言われた言葉
「私は人生を全部捨ててきた。
あんたも今の生活を捨てて、
実家に帰り、私のそばにいなさい。」
という母の言葉。

ともするとその言葉に流されそうになる。

でもそれは違うと、
息子が、身をもって私に伝えてくれている。

………

家族は大切だ。

原家族は私を作ってくれた。
いい意味でも、
反面教師的な面でも。

だけど、原家族の問題を考えた時に、
息子をその場所に連れていくわけにはいかない。
だから、私は今は実家に帰ることができない。

このまま、
ずっと元気に皆が毎日を過ごしていければも問題はない。
だけど、そうではない。
父は88歳になる
母は87歳。
私だって還暦過ぎた。

今の息子は蛹の状態。
蛹って、完全変態する時に、
よくない状況がやってくると、
成体になれないで、
その命は終わってしまう。

息子が蛹から脱皮するまでは、
淡々と毎日を過ごしたい。
丁寧に、穏やかに。

………

原家族の在り方や問題に気づくことができたことは、これからの私の人生の終盤戦に大きな実りになりつつある。

当たり前の毎日を丁寧に過ごし、
足元をしっかりと固める。

………

12月に試験管で芽生えたインゲン豆。
1月に土に下ろして、根がついて
花がついた。
一つ目は室内に置いていたので、結実せず、2つ目と3つ目の時に1日外に出しておいたら、結実した。
植物は、淡々と生きていっている。
植物の生き様はステキだ。

えんどう豆も発芽していた。
うまく土に根付いたて、
一つ目の花が一月終わりに咲いた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?