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インド日記

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カレーを追い求め、インドへ行った時にほぼリアルタイムで綴った日記🍛全10話🐘🇮🇳
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#コラム

インド日記1「人生は何が起きるかわからない」

本日、念願のインドへ来ることができた。一昨年の暮れからカレーにハマり出し、あれよあれよとのめり込み、気がつくと、ここインドの地に立っている自分が感慨深い。カレーにハマる前は、インドとか肌に合わないし、絶対行かねぇわと思っていたので、人生は何が起こるかわからない。 そもそも僕は飛行機が苦手だ。巨大な鉄の塊が宙に浮く。空の上での人間の無力さ。受け入れ難い事実に恐怖を拭えなかった。しかし、出発前に(こわいこわいと嘆く自分を)色々な人達に励ましてもらった事は今や過去の話で、どんなに

インド日記2「屈辱の街バンコク」

飛行機は無事着陸した。飛行機と空港を繋ぐ通路を歩くと、蒸し暑さが押し寄せてくる。まだ外は薄暗く、たしか早朝6時ごろ。乗り継ぎ空港である、タイのバンコクに到着した。 バンコクでは9時間くらい滞在できるとのことでそのまま入国。僕はwifiがつながらないため、人として無力化していた。この旅のメインパートナーである盛田くんが、とりあえずアソークというところに行こうというので、電車に乗って向かった。 アソークに到着し、少し歩くと屋台村ぽいエリアがあった。現地の人達が通勤前の朝食を食

インド日記3「機内でのあらぬ疑いとモティ君」

気がつくとフライトの時間が迫っていた。空港に着くや否や全力で走る。搭乗口がやたら遠いため、重い荷物を背負いながらおそらく1000mくらいを全力ダッシュ。 最初の荷物検査で、僕は日本から持ってきた、洗顔料のパーフェクトホイップを没収される。1点で100g以上の液体は持ち込み禁止とのこと。わりとショック。 タイからインドへの飛行機に乗るために4、5回ほどチェックを受けた。何度パスポートとビザを見せれば気がすむのだろう..と嫌気がさしたが、その分セキュリティ的には信頼できた。日

インド日記4「クラクションコミュニケーション」

インド到着。とりあえず自撮りをパシャり。 ぼったくられず便利なUBERで配車。早速ホテルへと向かう。 最初のカルチャーショックは、車のクラクションがやばい。インドでは常に鳴らし合って運転するようだ。日本の「あぶねぇなこの野郎」的な使い方と違って「俺はここにいるよ」を知らせるようなコミュニケーションとして使用しているのだと感じた。これぞクラクションコミュニケーション。 空いているスペースがあれば、とにかく突っ込む。そしてブーっと、ワンクラクションコミュニケーション。これが

インド日記5「うるさい、きたない、くさい」

インドは水が危ない。お腹を壊すため、蛇口から出る水はいかなる場合も口に入れてはいけない。これはインドに詳しい方に口を酸っぱくして気をつけろと言われていた事だ。 飲料水はもちろんのこと、食器類は当然水道水で洗われているため、ウェットティッシュでキレイに拭き取る事でリスクを最小限に留める事ができる。 僕らは食のためにインドへ来ているので、お腹を壊す事は許されない。スプーンもフォークもグラスの淵も、可能であれば取り皿もウェットティッシュで綺麗に拭く事を徹底した。 前書きは長く

インド日記7「インドのお母さん」

今日はインドの家庭でやっている料理教室へ、早速お宅訪問。インドの上流家庭って感じの凄く素敵な家。 今日はベジ料理を学ぶことになっている。先生は笑顔が素敵な元気な女性。凄く優しい英語で話してくれる。とは言え、僕らのヒアリング力は個人差はあれど、たかが知れている。 そこで、この旅のリーダー、25歳キラキラ女子の古賀さんが大活躍する。古賀さんは謙遜しながらも完璧な通訳をしてくれる。一同古賀さんに大感謝。 今日のメニューは、 ・チャパティ ・パラーター ・豆腐のベジカレー ・ダ