マガジンのカバー画像

インド日記

10
カレーを追い求め、インドへ行った時にほぼリアルタイムで綴った日記🍛全10話🐘🇮🇳
運営しているクリエイター

#カレー

インド日記1「人生は何が起きるかわからない」

本日、念願のインドへ来ることができた。一昨年の暮れからカレーにハマり出し、あれよあれよとのめり込み、気がつくと、ここインドの地に立っている自分が感慨深い。カレーにハマる前は、インドとか肌に合わないし、絶対行かねぇわと思っていたので、人生は何が起こるかわからない。 そもそも僕は飛行機が苦手だ。巨大な鉄の塊が宙に浮く。空の上での人間の無力さ。受け入れ難い事実に恐怖を拭えなかった。しかし、出発前に(こわいこわいと嘆く自分を)色々な人達に励ましてもらった事は今や過去の話で、どんなに

インド日記4「クラクションコミュニケーション」

インド到着。とりあえず自撮りをパシャり。 ぼったくられず便利なUBERで配車。早速ホテルへと向かう。 最初のカルチャーショックは、車のクラクションがやばい。インドでは常に鳴らし合って運転するようだ。日本の「あぶねぇなこの野郎」的な使い方と違って「俺はここにいるよ」を知らせるようなコミュニケーションとして使用しているのだと感じた。これぞクラクションコミュニケーション。 空いているスペースがあれば、とにかく突っ込む。そしてブーっと、ワンクラクションコミュニケーション。これが

インド日記9「憧れの店、インディアン・アクセント」

この日は、盛田くんがアーユルヴェーダに行きたいと言うので、スパへ行った。マッサージはタイのバンコク以来だ。あの時は苦い思い出と屈辱感でいっぱいになったが、今回はそのリベンジである。 流石に一流ホテルだけあって、設備も、部屋もエクセレント。バンコクでは、スケスケで丸見えで、ピタピタの黒い紙パンツが屈辱だったが、今回はモコモコの白いオーバーサイズのオムツのような紙パンツであった。鏡に映る自分の姿を見ると、ココリコの遠藤または、山崎邦正のように見えてきた。これはこれで恥ずかしいで

インド日記10「インドよ、ありがとう。」

最終日。朝起きると身支度を済ませ、この旅の欠かせないルーティーンとなった朝食を摂る。 朝食全体を振り返ると、サンバルとワダが美味しかった。インド料理では豆を多用するので、この旅で豆に興味を持てた事は収穫の一つだった。 貪欲に料理の知識を吸収しようとした朝食ルーティーンも今日で最期だと思うと悲しくなるどころか、早く日本へ帰って、昆布の佃煮や蕎麦を食べたい気持ちのほうが断然強かった。 この日は、旅の締めくくりとして、モダンインディアンの名店「varq 」でランチをする。早速