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インド日記

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カレーを追い求め、インドへ行った時にほぼリアルタイムで綴った日記🍛全10話🐘🇮🇳
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#日記

インド日記3「機内でのあらぬ疑いとモティ君」

気がつくとフライトの時間が迫っていた。空港に着くや否や全力で走る。搭乗口がやたら遠いため、重い荷物を背負いながらおそらく1000mくらいを全力ダッシュ。 最初の荷物検査で、僕は日本から持ってきた、洗顔料のパーフェクトホイップを没収される。1点で100g以上の液体は持ち込み禁止とのこと。わりとショック。 タイからインドへの飛行機に乗るために4、5回ほどチェックを受けた。何度パスポートとビザを見せれば気がすむのだろう..と嫌気がさしたが、その分セキュリティ的には信頼できた。日

インド日記4「クラクションコミュニケーション」

インド到着。とりあえず自撮りをパシャり。 ぼったくられず便利なUBERで配車。早速ホテルへと向かう。 最初のカルチャーショックは、車のクラクションがやばい。インドでは常に鳴らし合って運転するようだ。日本の「あぶねぇなこの野郎」的な使い方と違って「俺はここにいるよ」を知らせるようなコミュニケーションとして使用しているのだと感じた。これぞクラクションコミュニケーション。 空いているスペースがあれば、とにかく突っ込む。そしてブーっと、ワンクラクションコミュニケーション。これが

インド日記5「うるさい、きたない、くさい」

インドは水が危ない。お腹を壊すため、蛇口から出る水はいかなる場合も口に入れてはいけない。これはインドに詳しい方に口を酸っぱくして気をつけろと言われていた事だ。 飲料水はもちろんのこと、食器類は当然水道水で洗われているため、ウェットティッシュでキレイに拭き取る事でリスクを最小限に留める事ができる。 僕らは食のためにインドへ来ているので、お腹を壊す事は許されない。スプーンもフォークもグラスの淵も、可能であれば取り皿もウェットティッシュで綺麗に拭く事を徹底した。 前書きは長く

インド日記6「カレーなんて食べたくない」

今日は皆で楽しく市場を周る。とても楽しい気分。張り切って市場へと向かう。 入り口で他のメンバー達とも合流、海外で仲間たちと会う無敵感と言ったら、本当に頼もしい。観光地でありがちな事な親切ぶったインド人の絡みには、終始塩対応。 途中、MさんとBさんというカレーの世界で有名かつ、インド旅の達人たちと合流した。 Bさんは、気さくで何でも詳しく教えてくれるので、とても心強い。写真を撮っていたら同じポーズをしてくれる、お茶目だ。(P.S. あとあと知った事だが、Bさんと僕は同い年

インド日記7「インドのお母さん」

今日はインドの家庭でやっている料理教室へ、早速お宅訪問。インドの上流家庭って感じの凄く素敵な家。 今日はベジ料理を学ぶことになっている。先生は笑顔が素敵な元気な女性。凄く優しい英語で話してくれる。とは言え、僕らのヒアリング力は個人差はあれど、たかが知れている。 そこで、この旅のリーダー、25歳キラキラ女子の古賀さんが大活躍する。古賀さんは謙遜しながらも完璧な通訳をしてくれる。一同古賀さんに大感謝。 今日のメニューは、 ・チャパティ ・パラーター ・豆腐のベジカレー ・ダ

インド日記8「ケイオスシティオールドデリー」

今日は飛行機で首都デリーへ向かう。旅行前は首都だし、神秘的で綺麗な場所なんだろうなぁなんて勝手に思い込んでいたが、実際に何度も行ってる人、料理教室のインド人、空港で仲良くなったインド人、ネット情報など、教えてくれたすべての人が悪い評価を付ける都、それがデリー。 まず、大気が世界一汚染されていて、PM2.5の数値はダントツのワースト世界第一位。街の人も冷たく、詐欺や性犯罪の殆どがデリーで起きている?、、らしい。とにかくインド国内で治安の悪い都市の第一位がデリーなのだ。危険スポ

インド日記9「憧れの店、インディアン・アクセント」

この日は、盛田くんがアーユルヴェーダに行きたいと言うので、スパへ行った。マッサージはタイのバンコク以来だ。あの時は苦い思い出と屈辱感でいっぱいになったが、今回はそのリベンジである。 流石に一流ホテルだけあって、設備も、部屋もエクセレント。バンコクでは、スケスケで丸見えで、ピタピタの黒い紙パンツが屈辱だったが、今回はモコモコの白いオーバーサイズのオムツのような紙パンツであった。鏡に映る自分の姿を見ると、ココリコの遠藤または、山崎邦正のように見えてきた。これはこれで恥ずかしいで

インド日記10「インドよ、ありがとう。」

最終日。朝起きると身支度を済ませ、この旅の欠かせないルーティーンとなった朝食を摂る。 朝食全体を振り返ると、サンバルとワダが美味しかった。インド料理では豆を多用するので、この旅で豆に興味を持てた事は収穫の一つだった。 貪欲に料理の知識を吸収しようとした朝食ルーティーンも今日で最期だと思うと悲しくなるどころか、早く日本へ帰って、昆布の佃煮や蕎麦を食べたい気持ちのほうが断然強かった。 この日は、旅の締めくくりとして、モダンインディアンの名店「varq 」でランチをする。早速