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FP&A(経営企画スキル)検定を受検してみた

最近経営企画・経理系の業界で注目されているというFP&A。その流れを作るために日本CFO協会が主導して、FP&A(経営企画スキル)検定というものが2021年からできた。

業務で利用する・アドバイスする機会も多いので、他の人に進める前にまず自分が体験しておかないと、ということで受検してみた。

1.試験概要
試験時間は90分で問題は80問。すべて4択のため、時間には十分余裕がある。一部で計算問題もあるが、電卓が必要なほどではない。

2.問題の内容
戦略論(5Forcesやリソースベースドビュー等)やマネジメントコントロールに関する理論から、いわゆる伝統的な財務分析(棚卸資産回転率の計算等)、財務モデル(WACCやNPV)、データに関する問題まで、幅広く出題される。※ここでは詳しくは書けないが

3.受験の感想、意味合い
受検するメリットとしてあるのは、一般的にFP&Aに求められるスキルがどのようなものかを知ることと、自分の強み・弱みが理解できることの2点。

自分としては、戦略やマネジメントコントロールに関する理論の理解は十分だったが、財務分析や財務モデルに関しては、言葉は知っているものの、実際の計算となると苦手だということがよく分かった。

4.受験対策
今回自分はこの本を読んだ程度だった。(しかも、CVP等の財務分析等はちゃんと読んでいない・・)

CFO協会にはWeb形式の講座もあるようだが、個人的にはあえて講座を受講してというほどではないだろう。

というのも、FP&Aというのは、業界・企業によって対応範囲に差があり、簿記などと比べても一般的なテストで点を取るということと、実務ができることに差があると考えるから。

ちなみに試験結果は2月頃?に通知されるようだ。合否ではなく、点数形式と聞くので通知を待つこととしよう

5.さいごに
久しぶりに試験というものを受けたが、言葉で理解していることと、定義等を細かく理解していること/実際に計算できることには差があるなと感じた。

FP&Aはこれから日本で注目される職種であろうから、こういった試験を通じて職種として定義されれ普及につながればよいと思う。


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