見出し画像

【ラグビー】ボールを持ったら見逃すな!ワクワクゲームメーカー「アイザック・ルーカス選手」(リコーブラックラムズ東京)

一番応援しているマット・マッガーン選手の次に誰のことを書こうかと思ったのですが、やっぱりこの選手抜きにはリコーブラックラムズ東京(BR東京)のことは語れない!

ということで、アイザック・ルーカス選手(通称ミルキー)について書かせていただこうと思います!!
(ミルキーの由来はその白い肌が由来とか。。。)


どんな選手なの?

ラグビー4人兄弟の末っ子

オーストラリア・ブリスベン出身の選手で、ポジションは主にスタンドオフ(SO)かフルバック(FB)。4兄弟の末っ子で、兄3人は全員プロのラグビープレーヤーでした。長男ベンと次男マットは日本でもプレーしていたことがあり、三男はオーストラリア7人制代表に入ったことも。マットはBR東京でスクラムハーフ(SH)としてプレーした後、現在は同チームでアシスタントコーチを務めています。

2020年にブラックラムズ東京に入団

アイザック・ルーカス選手に関しては、高校卒業後、地元チームでプレー。U-20オーストラリア代表にも選ばれた経験があります。2019年、20歳の時にクイーンズランド・レッズに入団し、世界最高峰リーグであるスーパーラグビーでデビューを飾ったものの、2020年、コロナによりレッズの財政がひっ迫。移籍を迫られ、当時、兄マットも所属していたBR東京へと移籍したのでした。

2022シーズンにはベスト15に選出される

BR東京での最初の2021シーズンは7試合に出場。リーグワンがスタートした2022シーズンには12試合に先発フル出場し、7トライを挙げ、リーグワンの「ベスト15」にも選出されました。昨シーズンはリザーブからのスタートやFBとしての出場も多かったものの、全16試合に出場。個人では、4トライを記録し、ディフェンス突破58回と9位にランクインしました。

プレースタイルは?ミルキーステップで相手を置き去りに!

プレースタイルは、ボールを持ったランが非常に得意な選手で、ミルクのようになめらかなステップでスルスルと相手を抜き去っていきます。そのステップは予測不能で「変態ステップ」と一部からは評されてもいるみたいです。ご本人いわく「あまり足は速くない」とのことですが、なぜか相手は置き去りにされてしまう独特なステップ。いわゆるファンタジスタタイプのSOではありますが、運動量も豊富でハードワークも決して厭わない献身的なプレーヤーです。また、ディフェンスも素晴らしく、今シーズンも果敢なタックルで何度もピンチを救ってきました。

ワタクシ「はいれー!!!おじさん」の勝手な感想ではありますが、ボールを持った時の期待感は元日本代表の岩渕健輔さん(現ラグビーフットボール協会専務理事)に近い気がしていますが、皆さんはどうですか?

今シーズンの調子は?

個人部門で多数ランクイン!大車輪の活躍も攻撃のリズムに課題?

現在、全16試合中10試合が終了し2トライを記録。以下のように個人ランキングには軒並み名を連ねている状況です。

  • ボールキャリー 1位(151回)

  • ゲインメーター 3位(776m)

  • ディフェンス突破 1位(60回)

  • オフロードパス 2位(22回)

確かに試合を観ていても、SOのルーカス選手がボールを持って走る機会を非常に多く見る一方で、ルーカス選手への依存度が高いようにも見受けられ、いまひとつチーム全体としてアタックのリズムが作りきれていないような印象も受けました。

明るい兆しも徐々に見えつつある!今季最高のトライを演出!!

しかし前節の静岡ブルーレヴズ戦、そんなBR東京のアタックにも明るい兆しが!

後半の60分頃、相手のキックをマッガーン選手がハーフウェイ付近でキャッチしカウンター。ルーカス選手はSOの位置に入り、右に左へとパスをさばきつつも、すかさずフォローに入り、ボールの移動と一緒に左右に大きく走りつつタクトを振ります。計7フェーズにおよぶアタックで実に6回のボールタッチ。最終的にはプレーが崩れたところで、SH山本選手からのキックパスをヴァカヤリア選手がキャッチしそのままトライ!

このアタックはルーカス選手のプレーの特徴とブラックラムズの全員ラグビーが見事に調和&融合したもので、今シーズンで一番BR東京らしい、素晴らしいトライでした。

最高にブラックラムズらしい全員ラグビーでトライ🏉

ルーカス選手のキックパスからトライ🏉

その後もルーカス選手のキックパスからヴァカヤリア選手がトライをするなど、これまでよりも確実に攻撃のオプションは増えています。

今シーズンは、ルーカス選手がSOからランニングで仕掛けてくることが多かったこともあり、意表を突く効果的なアタックでした。キックもパスもどちらも上手な選手なだけに、さらにいろいろなバリエーションの攻撃が見られると思うと楽しみでしかありません!

最後に

まとめ

アイザック・ルーカス選手は、BR東京のなかでも非常に特徴的な選手であります。その個性的なプレースタイルがゆえに攻撃がかみ合わないときもありましたが、ボールを持つと「なにかやってくれる」という期待感・ワクワク感はどのチームの誰よりも大きいことは間違いありません!

ワタクシの勝手な考えですが、7人制との相性が非常によいプレーヤーだと感じていまして、将来は7人制日本代表→15人制日本代表といったステップも決してなくはないんじゃないでしょうか?

最後の最後に、ラグビーをご存じない方にもどういうプレーヤーかわかりやすく伝えられるよう、恒例の(?)キャッチフレーズを考えてみます。こういったファンタジスタタイプのプレーヤーは「孤高の天才」と呼ばれがちではありますが、決してルーカス選手は「孤高」という言葉が当てはまらない、チームプレーを大切にする献身的な選手でもあります。でも、「集団の天才」といってもなんだか伝わらないしなぁ…

ボールを持った時の期待感をうまく表現できないかなぁ…

「ボールを持ったら見逃すな!ワクワクゲームメーカー」

なんていかがでしょう?

今節、東芝ブレイブルーパス戦、チームの連動の精度が確実にアップしていきているので、「上位食い」も十分にあり得ます。ルーカス選手はFBで出場とのことで、今節もランにキックにパスにと、縦横無尽に活躍してくれるはずでしょう!

これからもはいれー!!!おじさんは、アイザック・ルーカス選手、リコーブラックラムズ東京を応援していきます✨

ガンバレ!アイザック・ルーカス選手!!!
ガンバレ!ブラックラムズ東京!!!







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?