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「隠れ家音楽隊」の立ち上げ

今日は本題に入る前に、少し寄り道します。

手を動かす前に、しっかり考える

私がJMoFで楽しみにしていることの一つは、普段は会えない海外のファーリーと交流できること。
今よりもっと話せるようになりたいと思って、外国語を学ぶきっかけとなった方々もいらっしゃるでしょう。

そうやって外国語を学ぶ時に、誰もが一度は考えてしまう、オススメしないやり方があります。
それは、辞書に書いてある順で丸暗記するというもの。

大量の単語を、どこから学ぶ?

例えば英語の場合ですが、
“A“から始まる動詞を辞書で開くと、
英語で最初の動詞は“abandon“で「見捨てる」。
その次は“abduct“で「誘拐する」。

やる気を削がれる単語が並びますが、
律儀に続けると“abide“で「順守する」。
でも、そこから少し先に行ったら、
“abolish“で「廃止する」。
まあ、こんなやり方では英語なんて話せるわけないと思います。

日本語にも似たようなところがあります。
「あ」から始まる動詞を辞書で開くと、
「愛する」、「相対する」、「相見える」、「会う」…
まるで一種の物語のように始まります。

しかし、少し進むと、
…「諦める」、「飽きる」、「呆れる」…となるわけです。
そこで終わってしまったら、「遊ぶ」ことすら叶わないのです。

もっとも遊ぶ前に必要なのは、
相手を「思いやる」こと、話を「聞く」こと、
そして物事を「知る」ことだと思います。

どんなタスクでも、何のために時間を割いて頑張っているのか、その目的と手段をしっかり整理するのは大事だと思います。

ということで、そろそろ本題に入りましょうか。

時を超えて、受け継がれるもの

JMoF2023のテーマの元ネタとなった映画 “Back to the future“ ですが、この映画自体は1985年にアメリカで公開されたものです。
そろそろ40年が経とうとしていますが、今でも人々に語り継がれる名作の一つでしょう。

その原作は、30年前の過去にタイムスリップして未来を変える物語。
このテーマに合わせるなら、古くから歌われ続けている名曲がいい、ということで、まずは昭和時代にヒットした曲から探してみました。

昭和33年の竣工から、60年以上東京の夜を照らしてきた「東京タワー」

どれだけヒットした曲であっても、それがずっと時を超えて歌われ続けるかどうかは、また別の話。
時代を超える歌というのは、いつの時代に聞いても色褪せず、老若男女が受けられるような曲でもあるのです。

そこから、「歌いやすい曲」「弾きやすい曲」「誰でも聞いたことがある曲」「コロナ禍でも前向きになれるような曲」・・・とだんだんと条件を絞っていって。
そうして自分の中でぴったり来たのが、坂本九さんが歌った「明日があるさ」なのでした。

選曲理由から企画窓の立ち上げまで

振り返ってみれば、2022年は波乱の一年だったと思います。
終わらないコロナ禍に、ロシアとウクライナとの戦争が始まり、さらには元総理の暗殺事件まで。
ここまでの出来事がリアルタイムで起きるなんて思ってもいなかったです。

でも、誰でも生きている以上は「明日」があります。
明るい日、と書いて「明日」と書きます。
先のことなんて誰も分からないし、今日よりもいい日になるってなんとなく思っていればいい。
嫌なことや辛いことがあっても、「明日があるさ」と元気をくれるこの曲にしよう、と決めました。

JMoF2022の最終日が1月9日でしたが、ここまでの構想を練ったのは1月14日。
この後、犬工房勢の合唱企画を主催したROYさん、獣奏会主催のスパイクさんにこの話を持ちかけて、2人から快諾を頂きました。

そして1月19日にdiscordで企画専用サーバーを立ち上げ。メンバーの招待を始めつつ、1月21日に企画書の第一案を作成しました。
JMoF2022が終わってからここまで、2週間足らずの駆け足で企画を立ち上げたことになります。
(もうJMoF2023も終わってから2週間経ちましたね・・・)

最初は部隊名も組織図も何も決めていなかったのですが、私はスパイクさんの「主催だし指揮者とかで目立せたいなあ」という一言をきっかけに、指揮を務めることになりました。

その後、獣奏会つながりで合唱経験がある、ゆうとさんもこの企画に参加。
ここで「指揮隊」「合唱隊」「楽器隊」「編集隊」の4つの小部隊に振り分け、それぞれの部隊に以下のとおり管理職を設けることにしました。

指揮隊:レッサ
合唱隊:ゆうと
楽器隊:スパイク
編集隊:シャマール

企画の参加者はレッサを除き、「合唱隊」か「楽器隊」のどちらかに配属することにしました。また管理職全員と、編集ソフトや収録機材を扱える参加者を「編集隊」に配属することにしました。
この基本的なところは、終盤まで引き継いでいます。

企画窓の人数は1月末には約25名、2月末には約50名になっていました。
もう後に引けない状況となりましたが、ひとまずはこの4人が音楽隊を動かしていくことになります。

(次回へ続く…)


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