仕立てに携わって思う事・・・さわりの部分

今日は『縫って・着て・しゃべれる和裁士』になろうと思ったいきさつをお話いたします。

18歳で5年間全寮制の和裁所に入って・・

毎日・毎日朝から晩まで着物の仕立てに明け暮れておりました。

一番楽しい時期 週休まだ2日ではなかったので

月曜日から土曜日まで 毎日1枚のノルマ。

とにかく 若かったからできたのか?今考えるとすさまじい5年間だったかもしれません。

それだけ縫ってきたのに。私が仕立てた着物は誰がいつ着てるんだろう?

そんな疑問も最近まで正直感じたことが無かったんです。

それは 寸法表と言う紙しか見てこなかったから。

2010年に HPを立ち上げました。

近所の人が お直しをしてあげたら

『こんなマンションの中でやってても誰も知らないし みんな困ってるから宣伝しなさいよ』と言うのがきっかけ。

困っている人が本当にいるのかな?と半信半疑で HPを開設。

HPの話だけでも かなり話せますが それはまた次回。

それでも今のHPよりは薄っぺらい 自己紹介と料金表とお問い合わせフォーム・・・を作って出しました。

しばらくすると 問い合わせもちらほら。

ほー。本当に困っている人いるんだ。と言う程度でした。

それから 間もなく実際会って採寸して 仕立をお願いしたい。

えぇぇぇぇー。ちょっとっ待ってよ?採寸て?何????

寸法表無いの?(あたふた)  そうです。

和裁士は寸法表が命。本人に合う事は99.99999%無いわけで

寸法表通り5厘とくるっていなければ合格。なのです。

ですから生身の体を採寸?て全然ピント来ないわけで。

でもそれがこの 『縫って・着て・しゃべれる和裁士』のきっかけになった出来事だったのです。

げげ。この調子で話してると 本1冊くらいかけるんじゃないの?

時間無くなったので 続きはまた気が向いたら アップします~。

ブログなので締切もないし・・興味ある人がいたら 続き聞かせてとコメントくださいませ。

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