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Visual Best Practice(具体例)
Ord2のラストです。今回は具体例を出しながら説明します。
経時的な傾向
経時的な傾向を示す場合、横の流れが分かるラインチャートが適しています。ラインチャートは以下3種類です。
棒グラフ
線グラフ
面グラフ(エリアチャート)
棒グラフ
全体的な傾向を示し、各カテゴリの貢献度を見ることができます。各月を1つのパターンとしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718474854149-3yRk2GxVX2.png?width=800)
線グラフ
カテゴリごとの傾向、カテゴリ間の傾向の違いが分かります。全体的な傾向は分かりません。
![](https://assets.st-note.com/img/1718474911422-0VgTnmrw4W.png?width=800)
面グラフ(エリアチャート)
棒グラフと同様に全体的な傾向を示し、各カテゴリの貢献度を見ることができます。各カテゴリを1つのパターンとしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718474954850-OumlqjKXKk.png?width=800)
比較とランク付け
比較する際は、棒グラフが適しています。なお、フィルターなどをかけて、1つの棒グラフにならないように注意する必要があります。
例外的に、棒グラフとリファレンスラインを組み合わせて、予実対比させるようなグラフの場合は、1つの棒グラフになっても比較できます。
棒グラフ
2016年度の売上合計額をサブカテゴリ毎に比較したグラフです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718475401611-EWbo3ilr9C.png?width=800)
棒グラフ&リファレンスライン
2015年度の売上合計額の100%及び120%と2016年度の売上合計額を比較したグラフです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718476458495-iOsjvyCQrZ.png?width=800)
相関
相関を見るためには、散布図を用いることが多いです。
散布図
メジャー間の関係性を認識することができる。下記グラフは2015年度の売上と2016年度の売上の散布図です。カテゴリごとに色分けし、傾向線を引くこともできます。また、それらの傾向線のR-2乗値なども確認することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1718476893804-k5n8fa7Evb.png?width=800)
分布
箱ヒゲ図
箱ヒゲ図は複数の分布を表示するのに優れています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718477167350-6gFWXY0Zo6.png?width=800)
ヒストグラム
ヒストグラムは異なるグループのデータがどのように分布してるかを示します。
![](https://assets.st-note.com/img/1718477187313-6cBphTEeWq.png?width=800)
円グラフの注意点
基本的に円グラフは比較に向いていません。理由としては主に以下の理由が挙げられます。2~3程度の比較であれば、分かりやすく向いている場合もあります。
隣り合っているものしか比較できない
角度を比較するのが困難
色を使わないと表現できない
スペースを大幅に取る
数が多いものを比較することができない
![](https://assets.st-note.com/img/1718540203507-qOJyx3nRah.png?width=800)
人間が一度に識別できる色の数は?
円グラフで色が多い場合、比較がしにくいと説明しましたが、他のグラフチャートでも色が多くなることに気を付けましょう。人間が一度に識別できる色は7色程度であると言われています。
最後に
Ord2の復習は以上になります。なんとなく理解していても言語化ができていなかったので、改めて復習をして自分で理解し、グラフを見やすいように改善していきたいものです。
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