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Visual Best Practice(具体例)

Ord2のラストです。今回は具体例を出しながら説明します。


経時的な傾向

経時的な傾向を示す場合、横の流れが分かるラインチャートが適しています。ラインチャートは以下3種類です。

  • 棒グラフ

  • 線グラフ

  • 面グラフ(エリアチャート)

棒グラフ

全体的な傾向を示し、各カテゴリの貢献度を見ることができます。各月を1つのパターンとしています。

線グラフ

カテゴリごとの傾向、カテゴリ間の傾向の違いが分かります。全体的な傾向は分かりません。

面グラフ(エリアチャート)

棒グラフと同様に全体的な傾向を示し、各カテゴリの貢献度を見ることができます。各カテゴリを1つのパターンとしています。

比較とランク付け

比較する際は、棒グラフが適しています。なお、フィルターなどをかけて、1つの棒グラフにならないように注意する必要があります。
例外的に、棒グラフとリファレンスラインを組み合わせて、予実対比させるようなグラフの場合は、1つの棒グラフになっても比較できます。

棒グラフ

2016年度の売上合計額をサブカテゴリ毎に比較したグラフです。

棒グラフ&リファレンスライン

2015年度の売上合計額の100%及び120%と2016年度の売上合計額を比較したグラフです。

相関

相関を見るためには、散布図を用いることが多いです。

散布図

メジャー間の関係性を認識することができる。下記グラフは2015年度の売上と2016年度の売上の散布図です。カテゴリごとに色分けし、傾向線を引くこともできます。また、それらの傾向線のR-2乗値なども確認することができます。

分布

箱ヒゲ図

箱ヒゲ図は複数の分布を表示するのに優れています。

ヒストグラム

ヒストグラムは異なるグループのデータがどのように分布してるかを示します。

円グラフの注意点

基本的に円グラフは比較に向いていません。理由としては主に以下の理由が挙げられます。2~3程度の比較であれば、分かりやすく向いている場合もあります。

  • 隣り合っているものしか比較できない

  • 角度を比較するのが困難

  • 色を使わないと表現できない

  • スペースを大幅に取る

  • 数が多いものを比較することができない

人間が一度に識別できる色の数は?

円グラフで色が多い場合、比較がしにくいと説明しましたが、他のグラフチャートでも色が多くなることに気を付けましょう。人間が一度に識別できる色は7色程度であると言われています。

最後に

Ord2の復習は以上になります。なんとなく理解していても言語化ができていなかったので、改めて復習をして自分で理解し、グラフを見やすいように改善していきたいものです。

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