【雀魂】金の間で勝ち続ける方法・改

はじめに

「敗者のゲーム」という言葉を知っているだろうか。上手い人が勝つのではなく、下手な人が負けるという意味で、「勝者のゲーム」がその対極である。プロのテニスでは80％が勝ち取ったポイントであるのに対し、アマチュアのテニスでは80%がミスにより失ったポイントであるという研究から、アマチュアでは敗者のアクションによって結果が決まることが明らかにされた。

これは麻雀でも置き換えることが出来る。つまり、初中級者どうしの場合は試合に影響を与えるミスを何回したかで結果が決まる。

少し長くなったので本題に入る。金の間で勝ち続けるために必要なこと、それは基礎力だ。勝ち負けに直結する大きなミスからそうでないミスまで、全てのミスを減らすことが出来るからだ。牌効率、押し引き、ベタオリの３つの基礎をどれだけ徹底できるか、全てはそれに尽きる。

①真っ直ぐ打つ

リーチが最強なので、先制でリーチを打てるように真っ直ぐ打つ。一段目は安全度は無視して、受け入れ重視。2段目は安全度や打点とのバランスも考える。

配牌～2シャンテン　

1.ブロックが5個未満のとき
不要な孤立牌を受け入れのロスの少ない順に切る
  オタ風 > 役牌 > 19 > 28　　の切り順

役牌 :　重なると嬉しいが、受け入れは縦受け3枚のみ
19 : 縦受け3枚と横受け8枚の計11枚

2.ブロックが5個以上のとき
価値の低い牌を切っていく
使っても打点が上がらない・待ちが良くなる可能性が低い牌から切っていく

2シャンテン～聴牌

1.浮き牌、打点上昇する牌、安全牌の３種を手牌に応じて残す
リーチのみになりそうならドラ周りの打点上昇する牌
待ちが愚形になりそうなら456の強い浮き牌
巡目が7巡目以降で待ちが良形だったり2ハン確定しているなら安全牌

リーチが来ても安全牌を打って1シャンテンを維持できるように、28の弱い浮き牌は2段目以降は早めに処理する

2.待ちが広くなる牌は残す
133の1など縦に伸びると手が進む牌は残す
223など両面待ちをフォローする牌を残すかは自由だが、愚形をフォローする牌は必ず残す

②放銃を減らす

リーチや高打点副露など放銃するべきでない場面での放銃を0にする。特に押しすぎによる高打点放銃は絶対に避ける。

0.対リーチ　聴牌

押し

1.対リーチ　2シャンテン以下

ベタオリ

2.対リーチ　1シャンテン

⚠待ちや形ではなく打点で判断
リーチして満貫以上 or 5200かつ両面*2 なら押せる
それ以外はベタオリ

3.対副露　非ホンイツ、トイトイ

相手が鳴いた回数と自分の手牌で判断
相手が2副露、自分が愚形確定1シャンテンのとき、
子対子なら5200、対親なら満貫必要

打点が低いケースも多いので、ミスの影響が小さく相対的な重要度は低い

4.対副露　ホンイツ、トイトイ

その色の余った牌が出てきたら対リーチと同じ押し引きをする
2シャンテンの時や打点がない1シャンテンの時はベタオリ
満貫ある1シャンテンなら自己都合で押し

③最後まで降りきる

意識の問題

ベタオリはどの牌が安全か知っているかどうかの知識の問題なのでそこで重大なミスする人は少ない。初心者はむしろ、降りてる途中で放銃するケースが多い。なので一度オりると決めたなら、手が進もうが放銃する可能性のある牌を切らないという強い意識を持ちたい。

後の安全度が高い牌を残す

リーチ者に対して安全度が同じなら、他のもう一人にも安全な牌を残す。副露している人やリーチに対して押している人に安全な牌を残したい。

④迷う回数を減らす

要素を減らす

上級者と言われる人たちは、場況や捨て牌、点数状況といった要素をもとに打牌を選択するが、慣れない人にとってはただの迷う要素になる。
なので自分の打点という必要最低限の要素で判断することで押し引きを簡素化し精度を高める方法が初心者に適している。

基準を作る・マネする

牌どうしの比較で悩む、リーチが来るたびに悩むといったことを減らすために、基準を作ることが重要になる。基準を作りシステム化することで、脳のリソースとメンタルに余裕が出来る。その余裕を相手の河に向けることが出来れば中級者にぐっと近づける。基準を真似することは時間効率が良いので、麻雀本などで身に着けると楽。

⑤振り返りをする

ミスを減らしていくことが上達への近道。なので放銃した場面、牌効率で迷った場面だけでいいので牌譜を見返す。正解択が分からなかったら麻雀AIのmortalやnagaを使って答えを調べ理由を考える。

まとめ

①②③で基礎の作り方、④⑤で上達の方法について伝えた。基準を作りシステム化し、それを徹底する。それが基礎であり、その精度の上昇が上達である。
この記事で基礎を理解した今なら金の間を勝ち抜ける実力は十分にあるのではないだろうか。雀魂で会おう。アディオス。