発熱は余暇。
娘イロハが今朝から熱を出している。
インフルエンザは陰性だが、時間が早かったため、もしかしてパート2のインフルエンザかもしれない。
歯も痛いし、水曜日は独協の頭痛外来だし、齢8歳、わりと医者通いに忙しい。
次男の弁当は、いつの間にか夫さんの役割になり、とうとう私は、次男リクになにもしてやれることがなくなってしまった。
ささやかだが、私のふがいない弁当の感想を聞くのも楽しかったのだが、夫さんにまた追い越されてしまった。家事旦那は大歓迎だが、母の威厳は目減りする。
だからなのか、私の母の楽しみがもう、数えるほどしかない。寂しい限りだ。
熱がある娘と休む日は、私の宝ものの時間。
ただ頬を撫でて、甘い飲みものを一緒に飲む。
私が子どものころに味わった、『熱で学校を休んだときの母の優しさ』を、今娘にする『至福』。
カサカサとした母の手のくたびれた甲は、今の私の甲となった。
イロハと眠る時間は、私の安眠の時だ。
娘に与えるものはなにもなくとも。
休もう。少し。休もう。
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