脳は「ものの見方」で進化する。レビュー、要約

ノブです。本好きです。今日は眠いのでさくっと5分で書きます。

脳は「ものの見方」で進化する。という本を読みました。
私的に重要なところだけを要約するとこうなります。

・脳は経験則で物事を考えるようになる。
これは心理学でよくある用語の「ヒューリスティック」のことだと思います。

・リベットの実験で人は物事を考えるのは、パターンである。
これは人間の脳は電気的なパターンで「自由意志はない」ということです。

・経験則で自由意志がない脳が、物事を考えるのであればこれから起きることは、すべて決まっている。
これは一般的な思い込みが強い人たちのことです。つまり私のことです。

・しかし、人間の脳は過去の意味を作り変えることができる。
これは科学的にわかっていることです。人間は過去を変えることができます。

・つまり、未来を変えたければ、今の自分が過去を変えることで、未来の過去が改変されるため、未来を変えることができる。
小難しく書かれているので簡単にします。
脳の現在は、過去からいつもの反応しかしません。
なので、未来に起こることも現在や過去のいつものパターンしかしません。
では未来を変える方法は、「人の脳は過去の意味を書き換える能力をもつ。」ということを逆手にとって、
「現在に過去の意味をすり替えちゃえばいい」
そうすれば過去に囚われない未来を現在に作れる。
ということです。

・そのための方法は「なぜ」と問いかけることで、重要なのは「常識に対してのなぜ？」ということ。
具体的にします。
この時計はなぜ動いているの？というレベルではなく、
さらに上の次元で、なぜ時計はこう丸く腕にはめるように作らなければいけないと思ってるんだ？という話です。

みんなで正しいと思っていることを疑うことです。
私なら時計の本質は他の人との同期をするため、共同として動くツールなのでわかりにくいので廃止して本質的に同期するための同期するプログラムだけで十分だと思っています。


これがこの本で重要なことです。
それ以外のことはこの本質を説明の信頼性をあげるために書かれています。（本はいつもそんなかんじです。）


この本には事実の実験結果や論文が書かれていないので、他の本と結び付けて考える必要があります。心理学がわからない人でも表面的に大雑把に内容を把握できるので良いと思います。ある程度わかっている人にとっても今までの内容を結びつけてくれる内容なので読み応えがありました。

個人的に一番興味をもったのは、人はみんなと同じことをするようにするときに「吻側前部帯状回」という脳が信号をだしている。
だからみんなやっていることがいいんだよ。
なので個人で動いていると思っているかもしれないが、みんなの行動にあなたは従っている。
という場所が興味を持ちましたが、吻側前部帯状回を調べてもそれらしい記事がなかったので他の本で探すしかないようです。

眠いので寝ます。

脳は「ものの見方」で進化する

大好きなことに情熱のすべてを注ぎなさい
～ジムロジャース～