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分かりやすい話の仕方をする人の特徴【結論:相手の視点で話す】

ノブです。心理学を2000時間以上学び、応用して実践しています。
人生がだいぶ楽になりました。

今回の心理学はなかなかおもしろいです。

3割も説得力を上げる方法なので、みなさんにとって聞きたい心理です。
なぜ、専門的な人は話がわかりにくいかが納得できる話でもありました。
とはいえ、専門家はこの心理のせいで損をしていることもありそうです。

いい実験があったので共有させていただきたくお願いします。

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実験開始

研究者は、約50%のひとがしっている事実を、リストに書き出した。次に被験者がそのリストを読み、自分が既に知っている項目にチェックを入れた。そして次に、その項目について自分以外の何%の人が知っていると思うか判断した。被験者は自分が知っている項目については、他の人も知っていると考えて判断を誤り、パーセントの数字を大きくしすぎた。たとえば、「ハートフォードはコネティカットの州都である」ことを知っている被験者は、自分以外の80%の人も知っていると間違って答えたが、知っている人は実際には50%のみである。研究者はこの現象を、「知識の呪い」と名付けた。

要約します。

人は自分と他人の知識で、知識をどれだけ誤っているかを調べたところ、
50%の正解率の問題を、「この問題の正解率は他の人はいくつでしょう?」と質問したところ80%の正解率だろうと予想した。
これは「知識の呪い」と呼ばれているようです。

すごいですよね。

これはつまり、自分が知っていることは、他人も知っているだろう。と考えてしまうことを意味しています。

専門家は自分がいつも使っている当たり前のことを、一般人も知っているように錯覚してしまうことを意味しています。

もちろん、論理的に考えて相手のレベルに下げることは可能ですが、それができる人は私の肌感としては稀なようです。


そして次の実験では「知識の呪い」を説明をする場合に「良い例」「悪い例」が存在します。
一緒に見ていきましょう。

わかりやすいのは①と②のどちらでしょうか。

①「この呪いが起きるのは、被験者が他人の知識を判断する時に、誤りを犯しやすいためである。人は自分自身の知識に関しての方が、より正しく判断できる。」

②「この呪いが起きるのは、被験者が自分以外の人の知識を考えるときに、自分の視点を変えられないためである。自分自身が持っている知識を、誤って他の人にも当てはめてしまうのだ。」


さて、両方とも同じ意味で、呪いを説明しています。
どちらがわかりやすいでしょうか。

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②ですよね。

これはどうやら、人間の心が自分以外の人の立場になりにくいからのようです。

超簡単に要約すると、意味は
「相手の意見を考えると、自分の意見とごっちゃになりわかんなくなる。」
ということです。


①はなんだか頭に入りにくいですよね。
②は自分という視点が入っているため、スッと頭に入ります。

これは書き手が相手の視点で考えて書いているようです。
私も書きながら相手視点にすることを重要視していましたが、こんな科学的理由があったんですね。これで説得力が科学的にあげられそうです。

まとめ

相手の視点で説明すると良い説明となる。

参考書

他人のために尽くす人生こそ、価値ある人生だ。
ーアルベルト・アインシュタインー




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