新しい知覚を増やすデバイスの開発が成功したみたいです
ノブです。久しぶりに興奮してます。やっぱりこの本は当たりでした。それも超大当たりの本です。心理学のお宝みたいな知識がザクザクでてきます。
下記本からの参考です。
今回の心理学は新しい知覚を増やすことができた。という実験結果です。
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ある研究で渡り鳥のように方角を知ることが人間にもできないかを探求していました。
そしてそのためにコンパスベルトを作成しました。
ベルトをはめると、北の方向を見ると振動する。とシンプルな装置です。
被験者にはこの装置をつけて7週間生活してもらいました。
その結果、被験者はこういいます。
「300キロ先離れた自分の家の方角がわかる。いつも見ている景色ではなく、道路の走っている景色も想像できる。目には見えない物体までも知覚できる。私の空間認識能力は視覚を超えたのだ。私にとって景色は空間は認識するものだった。しかし今は空間を感じている。」
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※かなり省略したので詳細は本で確認してください。
すごいですよね。
どうやらこのデバイスを付けていると頭の中でマップを作り上げるようです。
実はこの感覚にすごく共感できます。
以前の会社で電気自動車の設計をする仕事をしていました。
全てのシステムを合わせるために古いシステムで2D CAD(二次元の図面を書くソフトウェア)で設計していました。
物はすべて3次元ですよね。
それを2DCADは上から横から前から見たときの3つのことを想像して書くんです。
昔の図面は全て紙で保存されているので、それを読み取るためにも、その3つを頭の中で組み立てて、3次元にする能力が絶対的に必要でした。
それができると、なんとも不思議なもので、頭の中にモノがあるんです。
最近では3Dプリンタを買って、3DCAD(実際に3次元でモノを組み立てることができて、クルクルできます。)をしています。
今実際に開発している自分の顔マスクはこんなかんじです。
クルクルできます。
頭で想像する必要がないのです。
正直かなり楽ちんです。
3DCADは楽すぎて2DCAD経験者からすれば、これは老人向けだ。と言われるくらい敷居の低さを感じています。
(この意味は、2DCAD経験者からみれば経験を積まずに3DCADは簡単にすごいことができて面白くないという妬みです。)
それで私は楽な方がいいので3DCAD(fusion360)で毎日好きで3〜5時間くらいは設計しているんですが、そこでまた新しい知能を身につけたんです。
頭の中で3DCADソフトを立ち上げて、3DCADソフトと同じことが頭の中だけでできるんです。
穴を開けたり、エッジを作ったり、おおよその想像した物の形を作れます。
これは嘘の存在が見えるという知覚ができたと考えています。
これは昔からやってきた2DCADだけでは絶対にできなかった知能だと考えます。この3Dのソフトウェアを何千時間といじくりまわした結果です。
そこからはお風呂に入りながらでも、車の運転中でも、農作業しながらでも、頭で設計できるようになったんです。
頭の中で設計してしまえば、家に帰って作り上げた物をトレースしてしまいます。正直、30分もあれば大体完成します。
アイデアが出ないのが一番の苦労ポイントです。
昔に読んだ本の実験では、ある程度経験を積んだスポーツ選手(バスケットだったと思います。)は頭の中でシュートをする練習をしたところ、頭の中で練習したプレイヤーと、頭の中で練習しないプレイヤーに比べ、シュートが入る率が上昇した。
という実験もあります。(しかし、経験の浅いプレイヤーには効果がなかった。)
ここからわかるのはどうやら頭の中でも経験を積むことができるということです。
これは脳に新しい知能を作った人ができる、新しい知覚の体験からの、現実世界で有利に立ち回るための道具になりうると考えています。
そのために、新しい方法を取り入れる必要があると思います。
最初の事例では
・「コンパスベルト」で方向を認知する。
→頭の中でマップが生成された。
私の事例では
・「3DCADのソフト」で物体を認知する。
→ソフトウェア自体が頭の中で生成された。
そのあとはバスケット実験のように、頭の中でそれを繰り返すことで脳は変わります。
あなたの何かのヒントになれば嬉しいです。
まとめ
新しい知能はデバイスによって作られる。
敵が友となる時、敵を滅ぼしたと言えないかね?
ーエイブラハム・リンカーンー
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