見出し画像

俺は残業するんだから、お前も定時で帰るなの雰囲気!!

『あの上司より先に帰るなんて、気まずいな~』
『帰る前に「お手伝いすることはありますか?」って言ったほうがいい??』
周りはセカセカと忙しそうな状況で、自分だけ帰るなんて罪悪感を感じてしまうものです。日本人は伝統的に「滅私奉公」、私よりも公を優先する意識が強くあります。「同僚に負担をかけるのが申し訳ない」という理由で休暇をとらないメンタリティは、強い公的意識に基づいています。そしてお互いに「俺が休んでいないんだから、お前も休むなよ」「俺は残業するんだから、お前も定時で帰るなよ」と、公的意識を強要し合う。そのため、休みをとったり定時で帰ったりすることが悪であるかのような感覚に陥っていきます。
これは日本の『遅い時間まで残っている人 = 頑張っている人』と判断する文化が残っているからです。
一方で日本型組織では、出世すると自らの権威を高め、「公」における「私」の度合いを増大させることができます。部下を趣味などの私的な活動に強制的に動員させる、業務割り振りを自分の一存で決めるなど。朝遅い時間に出勤することを「重役出勤」と言ったりしますが、偉くなるとルールから逸脱する行為が集団内で許容されるわけです。
しかし、現在は昔のように出世しても、しなくてもですが( ´艸`)わがままが許されなくなってきています。そのため、出世競争に勝つことで手に入れられるインセンティブの一つが消滅し、労働者が私を犠牲にして長時間労働する理由はもはや失わました。しかし、まだ「ヒラ社員のうちは文句を言わず残業しろ」といった風潮がいまだに強く残っている企業は少なくないのではないでしょうか・・大企業にも・・( ´艸`)
〔パクリの実〕

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?