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キャッシュレス決済の基礎 #2 「決済のプレイヤーとその役割」

こんにちは、ひらのすけです。

今回は「キャッシュレス決済の基礎」というシリーズで第2回目として、決済業界にどのようなプレイヤー、登場人物がいるのか、そしてそのプレイヤーはどのような役割をしているのかの概要をお伝えしようと思います。

シリーズでお送りしておりますので、第1回をご覧になられていない方は、是非こちらの第1回もご覧ください!!!!!

簡単に自己紹介すると、キャッシュレス界隈で泥臭く働く 、湘南暮らしでシンプルでちょっといい暮らしお届けしたいサラリーマンブロガーです。

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それでははじめていきましょう!

01.キャッシュレス決済の主なビジネス相関図

キャッシュレス決済もあらゆる会社があらゆるサービスをさまざまなところに提供して、成り立っています。

その主なプレイヤーと相関図は以下の図にまとめました。


なるほど......なんか聞き覚えや見覚えのあるものもあるけども、「アクワイアラ」とか「イシュア」とか初めて聞いた方も多いかもしれませんね。。。。。

それぞれの役割を順を追ってみていきましょう。

今回は各プレイヤーの基本的な概要のみお伝えします。

詳細な役割、業務、収益構造、さらにこれ以外のプレイヤーについては、別の回で詳しく解説していこうと思います。

それではいきましょう!


02.プレイヤーのそれぞれの役割

ー02-1.国際ブランド

国際ブランドと聞くと「なにそれ?美味しいの?」となる方もいるかもしれませんが、「VISA」とか「MaterCard」って聞くと聞き覚えある方、すでにそのマークのクレジットカードなどを持っている方もいるのではないでしょうか。


まず国際ブランドは一般的に以下の会社を指します。

「VISA」 

「MasterCard」 

「JCB」 

「AmericanExpress」 

「Diners」

「中国銀聯」「Discover」も国際ブランドとして捉える場合がありますので、合わせて紹介します。


【役割】

*各クレジットカード会社や各国の銀行、金融機関へのブランドライセンスを付与する役割


→全世界の加盟店(お店)であなたのクレジットカードが利用できるのは、国際ブランドが存在するから。と言っても過言ではありません。

例えば、日本の大手クレジットカード会社「三井住友カード」は「VISA」から『VISAのブランドを利用していいですよー!!!(その代わりライセンス料をちょうだいね。』)となっているわけです。

そのおかげて、三井住友カードが発行する「VISA」マーク付きのクレジットカードは世界各国の加盟店(お店)で利用できるんです。

まとめ


ー02-2.アクワイアラ(Acquirer)

はい、すみません。 よくわからない横文字が早速出てきました。 ここで逃げないでくださいね!

アクワイアラは日本で言うと、三井住友カードや三菱UFJニコス、UCカードなどのいわゆる「カード会社」を指します。

【役割】

・「お店でクレジットカードを使えるようにする(加盟店開拓)」役割

・加盟店(お店)の審査、売上管理を実施する役割


→加盟店(お店)は「話題のキャッシュレス決済を導入しよう!」と決めて、そのお店だけで取り扱いができるわけではありません。

加盟店(お店)「キャッシュレス決済を取り扱いたい」

アクワイアラ「じゃあクレジットカードなどを取り扱えるようにしてあげますよー!!」

と言うことで、加盟店(お店)は各カード会社を中心とするアクワイアラと「加盟店契約」を締結する必要があります。

「どの国際ブランドを取り扱いか?」、「どのような仕組みや決済端末でキャッシュレス決済を実現するか?」などを加盟店(お店)は主にアクワイアラと相談して決めていきます。

先程から言葉が出ていますが、決済業界ではキャッシュレス決済を導入するお店のことを「加盟店」と呼びます。

またクレジットに関わる法律「割賦販売法」では、このアクワイアラのことを「立替払取次業者」と表現されています。(読んで字のままの意味ですね。)

まとめ


ー02-3.イシュア(Issuer)

英語で「Issue」は発行する、出版する。と言う意味を持っているので、キャッシュレスにおける意味も想像がつく方もいるかもしれません。

アクワイアラは日本で言うと、アクワイアラ同様、三井住友カードや三菱UFJニコス、UCカードなどのいわゆる「カード会社」を指します。

【役割】

・「消費者がクレジットカードを使えるようにする(加盟店開拓)」役割

・カード会員の募集、カード会員の管理、カード発行、発見、カードホルダーの利用代金の回収、債券管理を実施する役割


→みなさん、クレジットカードを1枚でもお持ちであれば、それは「イシュア」から受け渡されたカードと言うことになります。

お持ちであれば、カードの裏面を見てみてください。

※画像はキャッシュレス消費者還元事業ホームページから借用しています。

お持ちのクレジットカード裏面にカード会社名が記載されていると思います。

こちらがそのカードのカード発行会社「イシュア」となります。

まとめ


ー02-4.情報処理センター

情報処理センターは日本国内ではNTTデータ社が提供する、JCBグループ会社の日本カードネットワーク社が提供するが中心となってサービスを展開しています。


【役割】

・加盟店とカード会社、各カード会社間をつなぐ、決済ネットワークシステムを担う役割


→今まで紹介してきた「国際ブランド」「アクワイアラ」「イシュア」「加盟店」などの【点】をネットワークを用いて【線】でつなぎ、決済を実現しています。

この情報処理センターがいなければ、昨今の決済システムは動作しない=決済の広がり、普及はないと私は考えています。


例として、アクワイアラとイシュアの間では、決済データのやりとりが大切になります。(どこのアクワイアラの加盟店で、どのイシュアのカードが利用されたか。など)

各カード会社は他のカード会社との接続を都度、開発していると効率が悪いです。

しかし、この情報処理センタがその中継役をしてくれることで、カード会社としては、情報処理センタとだけ接続をすれば、各カード会社とのデータのやりとりが可能になり、決済情報のやりとりがスムースになります。

逆に言うと、この情報処理センタが止まってしまうと、日本のキャッシュレス決済が止まってします = 利用不可 となってしまいます。

昨今はこの情報処理センタは中継機能としてのサービスだけでなく、伝票データを保管する機能サービスや売上データを加盟店へ連携するサービスなども展開しており、サービスの幅を広げています。

まとめ


03.最後に

今回紹介した決済業界のプレイヤーの他にもさまざまなプレイヤーがこの業界を取り巻いています。

また別途紹介しますね!

次回以降で、それぞれの役割や仕事の詳細をご紹介しようと思います。


いかがでしたでしょうか?

少し専門的な言葉も出てきましたが、まずは登場人物の解説しました。

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ご覧いただきありがとうございました!


ひらのすけ

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