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そろそろコロナ禍を言い訳にするのはやめよう

コロナと言えば許してもらえる世の中の風潮

最近、色々な方と話をしている中で気になる言葉があります。それは何かというと「コロナだから仕方ない」という言葉です。経営者や経営幹部であれば「コロナだから赤字になっても仕方ない」、営業パーソンであれば「コロナだから営業目標が未達でも仕方ない」というものです。

確かに、コロナ禍はこれまで経験のない未曽有の状況であり、ほとんどの企業にとってマイナスの影響があります。そのため赤字になっても銀行も大目に見てくれるかもしれませんし、営業目標が未達に終わっても上司もそこまで口うるさく言わないかもしれません。しかし世の中全体が業績や目標に対して甘くなっていることに、甘えている経営者、ビジネスパーソンが少なくないと感じます。本来であればこのような厳しい外部状況だからこそ普段以上に努力をしないといけないはずです。目標達成のために例年以上に知恵を絞って行動し、工夫しなければいけないはずです。それがコロナと言えば許してもらえる世の中の風潮
のため、逆に例年以上にノンビリしてしまっているビジネスパーソンが残念ながら少なくありません。
このように世界中の成長が止まっている時代にノンビリしてしまって良いはずがありません。そろそろコロナ禍を言い訳にするのはやめましょう


Withコロナの成長戦略

緊急事態宣言が解除されてから4ヵ月になります。外出自粛をしていた4月・5月と比べると、人の動きも経済もだいぶ戻ってきているとは思いますが、コロナ前の状況に戻るにはまだまだ時間が掛かりそうです。実際、日本経済研究センターの予測では新型コロナウイルス流行前の実質国内総生産(GDP)に戻るのは2024年としており、現在の経済状況が当面続く可能性が高いと思われます。

4月・5月の自粛期間中は新常態での働き方にも慣れていなかったため、短期的に生産性が落ちたのも仕方ない部分はあったかもしれません。しかし前述したようにこの状況は当面続く可能性が高いです。もはや「コロナが明けてから」というAfterコロナの発想は捨てた方が良いと思います。これからはWithコロナでどう成長していくかを考えていかなければいけません。生産性が上がらないのであれば、やり方を変える必要もありますし、企業によっては大きな決断を迫られる変革が必要かもしれません。
しかし、ある意味、今回のことは経営改革をするきっかけになるではないかと思っています。お客様の中でも、見ないようにして先送りしてきた改革に着手する覚悟が決まったということをおっしゃっている方が何名かいました。今回を経営改革の機会と前向きに捉え、Withコロナの成長戦略を描いていただきたいと思います。また経営者のみならず現場のビジネスパーソンにも今まで以上に努力を重ね生産性を高めて欲しい思います。

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