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アフターコロナでコロナ前に戻るもの・戻らないもの

アフターコロナが現実味を帯びてきた

他国に遅ればせながら国内でもワクチンの大規模接種が始まりました。
変異種が増加しており、まだまだ予断を許さない状況ではありますがアメリカやEUなどワクチン接種が進んでいる国の感染者数が以前と比較して大幅に減少しており、アフターコロナが現実的になってきました。

コロナが収束した後に、世の中がどうなるのか?もちろんコロナ前に戻るものもあると思いますが、コロナ前に戻らないものもあると思います。それでは何が戻って何が戻らないのか考えてみました。


ディスタンス(距離)の制約は解消するがリモート(遠隔)は残る

コロナが収まればソーシャルディスタンス、いわゆる3密についての制約はだいぶ緩やかになると思います。もちろんコロナがきっかけで衛生意識が高まり、以前よりは気にする人は多いでしょうが、大規模イベントや立食パーティー、結婚式などこれまで避けられていた大人数での集まりも戻るでしょうし、学校の部活動なども正常化するでしょう。
一方で、オンラインを活用したリモートについては、アフターコロナでも継続する部分が多いと思います。ビジネスではオンラインでのミーティングが当たり前になりました。これまで多大な時間と費用をかけてリアルなミーティングをしていましたが、結構な割合のミーティングがオンラインでも問題ないことに気付かされたと思います。むしろ、無駄な通勤や出張が減って世の中の生産性が向上しました。教育の分野もオンライン化が進みました。英会話の勉強などもオンラインで代替できる部分が非常に多く、”駅前留学“ももはや死語になっています。医療についてもオンライン診療の規制が緩和され、無駄な待ち時間削減や過疎地における医師不足という社会課題の解決に寄与するはずです。


コロナが明けたらと言っているものは戻り、無駄だと気付いたものは戻らない


コロナ禍の自粛で我々の生活や仕事、行動は大きく変化しました。このある種、強制的に変化を求められたものでも戻るもの、戻らないものがあります。
まず戻るものは、会話の中で“コロナが明けたら”、“コロナが落ち着いたら”と言われているものです。例えば旅行や友達との飲み会、故郷への帰省などです。“コロナが明けたら”やりたいと思っているものはコロナ禍で我慢を強いられている、いわゆる欲求に紐づくものです。そのため、多少時間はかかるかもしれませんがアフターコロナにはコロナ前のように旅行に行くことや、友達と飲みに行くといった行動は元に戻ると思います。
一方で戻らないのは、“コロナのおかげで無駄だと気付いた”と言われているものです。一番代表的なものが前述した通勤や出張でしょう。それ以外にも仕事関係の接待、紙の書類、ハンコ文化なども無かったら無かったで何とかなることに世の中が気付きましたね。


良い変化は意識して継続すべき


ここまで述べてきたように、コロナがきっかけで生産性が上がる良い変化も起きました。そのような良い変化はアフターコロナになっても安易に元に戻さないように意識して継続すべきだと思います。
現時点においてもオンラインでのミーティングは苦手だという方も居ると思います。確かにリアルのミーティングと比べて相手の反応も見えにくいし、通信トラブルで進行に影響が出ることもあります。そういう人はコロナが落ちつたらコロナ前と同じように当たり前のように通勤し、全てリアルで会議をするという考えを持っているかもしれません。
しかし、それをしてしまったら何の進歩もありません。多少オンラインに慣れたのであれば、更に活用し自分自身が慣れるべきです。オンラインMTGのシステムも日々進化して使い勝手も良くなってきています。DX化の流れは今後100%加速していきます。その流れに付いていくために苦手意識があってもくらいついていくべきです。
コロナ禍でこんなに辛い思いをしているのだから、これをきっかけに進歩しなくては割にあいませんからね。

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