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英語でアレルギー確認シート/外国人は情報弱者

安心安全から取り残されている外国人観光客は、実際、私たちのすぐ隣にいます。
私は、グローバルCS教育を始めた7年前から、「サービスの前に安心安全が最優先」とお伝えしてきました。安全に厳しい元CAだからではありません。海外での「居住」ではなく、「短期訪問」を日常的に繰返してきたCAとして、情報弱者の外国人たちが異国の地で抱く心細さを知っているからです。

日本でも、安心安全から取り残されている外国人観光客は、私たちのすぐ隣にいます。
沿線のどこかで火災が発生したために駅に停車した丸ノ内線の車内で、乗客があっという間にホームへ避難する中、ひとり取り残され座っていたフランス人の男性がいました。
軽めの地震が収まった直後、何事もなかったように空港内で買い物を続ける日本人たちの視界のすぐ外で、慣れない揺れを経験した驚きと、余震の恐怖と、日本人たちの笑顔に、混乱する外国人家族がいました。


もてなし、笑顔、その前に安全です。
観光、グルメ、その基礎は安心です。


教育を始めた当初は、研修の中で5分の時間をもらって、伝えていました。企業ごとに安全に関するマニュアルを作り、無償で提供し、使っていただきました。ホームページでは、安心安全マニュアルを公開していました。

次第に、企業のほうから、「安全の取組みをサポートしてほしい」と言われるようになりました。某大手百貨店では、安心安全の取組みをサポートさせていただきました。自治体セミナーでは、異文化教育とセットで安全に関する内容を求められるようになりました。

以下は、直近の、ホームページで最もアクセスが多い記事です。

1.地震等発生時の館内・車内アナウンスシート
2.アレルギー確認のための相互チェックシート
3.外国人のお客さまトラブル対応時における責任者の対応
4.自己承認方法とワークシート
5.地域作りのための異文化コミュニケーション
6.外国人のお客さまの体調確認シート

以前は、1日に一度もアクセスのない日が当たり前だった安心安全に関する記事が、トップ2と6位に入っているんです!!!!!毎日のように、多くの人たちが、何かしらの安心安全の取組みシートをダウンロードしてくれているんです。どこかの誰かが、「外国人のお客さまに安心安全を提供したい」と思っているということです。

これは、これは、本当にうれしい。。。私が直接関わったわけではありませんが、とにかく、外国人のお客さまへの「安心安全の提供意識」の高まりを毎日実感中です(嬉)!!


写真のシートは、アクセス2位の「アレルギー確認シート」です。スタッフとアレルギーを相互確認したシートは、そのまま日本旅行中に使って頂けるようになっています。(PDFはコメント欄から)

安心安全の提供には、マニュアルの存在が基礎になります。難しいことではありません。ぜひ、日頃から、スタッフの行動を支えるマニュアルを用意しておくとよいと思います!

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