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大学の講義、続き。

ざっくり答えていきます!

「そもそも生活ができている人だったら、一緒に何かをやる費用はゼロ」との事ですが、その生活をするための仕事をするのが大変だったり、その生活を維持するためだけの時間しか持てなかったりする人も多くいるように思いますが、どうすればそのような余裕が持てるようになると思いますか?

いやこれほんと、言うのは簡単だけど、実際にやるのは難しいですよね
でも、細かいそれぞれの事情は置いておいて、乱暴にヒントになりそうなことを書いておきますね。

まず、みんなは大学生で教室の半分の人が実家から通っていましたよね。一番お金がかかるのは家賃(光熱費含む)。なので、住んでいる場所が安い!ってのは基本だと思います。

授業中にも話したと思うけど、「東京23区で暮らしてみたい!」と思うなら、家賃光熱費10万円+もろもろで20万円は必要なんじゃないかな(最近日本に住んでないのでわかりません、テキトーです)。ってなると、バイトでほとんどの時間埋まりますよね。それが「都心に住んでみたい」っていう「参加費」ですね。

一方で、限界集落やあまり人気のない場所だと、引っ越すだけで助成金貰えたり、家を建てようとすると4〜500万円もらえる自治体もあります。でもそんな縁もゆかりもない場所に引っ越しても孤独?
そりゃそうですよ。だから、もし「すっげー田舎」に安く暮らして、それで好きなことしたい!って思ったら、とにかく実家や、知り合いが住んでいる田舎や、色んな人と出会いまくって、「縁」をつくるんですよ!

どうやって縁をつくるかわからない、というならば、どうやって就職するかだってわかんないですよね。世の中、どうしたらいいか分からないことだらけですよ。46歳になっても分かんないことだらけ。

でもね、いろんな縁を探して、人づて人づてでいろんな町や村を訪ねて経験を積んでいったら、きっと「じゃあ住みなよ」って住んでる人から言われるところと出会いますって。1年で週末が何回あるかというと、52回です。今はコロナで難しいかも知れないけど、来年毎週末どこかに訪ねていったら52の町や村の人と出会える。ていうか、10箇所目ぐらいで「また来週来ます!」って場所と出会っちゃうと思いますよ。

もし「そう言ってもらえるような価値が自分にはあるんだろうか」と思うようであれば、それこそがチャレンジですよね。価値があるかどうかよりも、「ああ、この人とまた逢いたいなあ」とか「本当にまたいらっしゃい!」って言ってもらえるのって一体どういうことなのだろう?と本気で考えてみるといいと思います。

つまり、「余裕ができる」というのは、「なんだか暮らしていくだけで精一杯」っていうのを、「まあまあなんか楽に暮らせているな」っていう状態に変えることなわけです。支出を減らせば、稼がなくてもよくなる。ただそれだけ。だから、なんだかんだで余裕ないっていうのは、今の暮らし方を変えるのが一番いいと思うわけです。

・・・って言っても、僕もなかなかそれができないんですけどね〜。

大学に通うのに奨学金をもらっているので、それを返すためにも働かなければいけません。でも、やりたいことがまだ見つかっていないのですが、そんな自分にとって、平野さんはどのような仕事が良いと思いますか?

まず奨学金って、ちょっと返済を延ばすことってできないんでしたっけ?(僕は数年間延ばしたような・・・あれ?未納でズルズルしていただけかな?)

もし、返済を延長できるなら、3年間延長することをおすすめします。理由はさっきのnoteにも書いたんですが、今が激動の時期だからです。せっかくなら激動を感じましょう!!色々考えるのは2023年になってからにできるなら、そうしましょう。

それがうまくいかないなら・・・そうだな・・・僕ならうーん、最低30人に会って、状況を話して、アドバイスもらうかな。

学外活動などをして、自分の視野を少しづつ広げていますがまだ、やりたいことや将来の自分のイメージが全くありません。 どうすれば良いですか?

視野は広げるものではなく、狭めるって考えてもといいと思います。

何をしたらいいのか分からないから視野を広げるわけですけど、大事なのは、いくら視野を広げてもなーんの役に立たないわけです。好きなこと、得意なこと、あるいは得意じゃなくてもどうしてもやりたいこと、やっていると気持ちいいこと、なぜか周りから「それ向いてるよ」っていわれることとか、とにかくそういう「自分にあってること」を見つけるために視野を広げるわけです。

なので逆に言うと、「あれ?ちょっといいかも?」って思うことがあったら、そこからどんどん視野を狭めていけばいいし、それが視野を広げる目的なんですよ。だから、「広めよう!」って思って目の前のことに向き合うよりも、「これをわたしはどう感じているのかな?」って自問自答して、もしも「お!?なんか気になる」って思ったら、なんで気になるのかを考えていく。

例えば、もしかしたら陶芸をやっているときに「お!?」って思うかもしれない。そしたらものづくりが好きかもしれない。土が好きかもしれない。手を使うことが好きなのかもしれない。

あるいはそういう分かりやすいことではなく、「なんか人の役に立てたっぽい!」とか「なんかいわれたことをキチッとやりきったときに気持ちが良い!」とかかも知れない。

そしたら、その感覚がもっと得られるのってどういう状況なんだろう?と深堀りしていくわけです。これって視野を広げてるんじゃなくて、どんどんピンポイントに絞ってますよね。

なので、アドバイスとしては、「将来のこと」なんて大きなことを考えずに、「お!これいい感じかも!」っていう「感覚」にもっと集中してみてはどうでしょうか?

ではまた授業に呼んでください!zoomならすぐ行きますんで!


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