見出し画像

お互いに違う方向に向かっているけど、手をふりあって頑張ろうって話。

心の片隅でモヤっとしてることがあった。

僕らは今、zoomで出会って、合流しちゃって、盛り上がってるけど、それが苦手な人たちは、声なき人たちとして、見えない存在になってるに決まってる。僕が話してるのは所詮強者であることを振りかざしてるだけなんじゃないか。

日本の子どもの6〜7人に1人が貧困家庭で1日1食だ。母子家庭に至っては地域によって違いはあるけど50%だとも言われている(僕も母子家庭だった)。zoomどころかスマホもないよって状態。

どうしてもモヤモヤして、先週、橘川さんにぶつけてみた。そしたら1秒でこう返された。

「そんな余裕ねえよ!俺も真剣だもん。全力で俺は俺の可能性を追求してるんだもん」

それにさ…と言葉が続く。
もし、例えば貧困とは違うけど、その人が引きこもりたいならそれもひとつの可能性だ。それがその人にとって居心地が良いならその状態が続くといいよな。

でも俺は飛び出しちゃったんだよ。そうなっちゃったんだよ。だから、飛び出しちゃった先の可能性を俺は追い求めるから、残る人たちはその可能性を掘り下げればいいんだよ。

こっちはこっちで頑張るから、そっちもそっちで頑張ってくれ。

…橘川さんは本気で心の底から「人類がたくさんいるのはそれぞれが可能性を追求するためなんだ」と信じてるのだと改めて衝撃を受けた。

わたしは誰かの可能性で、あなたは私の可能性。
それぞれが、それぞれの持ち場で、全力で頑張れって言ってる。俺も頑張るからって。人類愛。

これはもう以前書いたかもだけど、それでもモヤモヤが残るから食い下がった。

「zoomとチャットになって、言葉が上手な人以外は僕の周りから消えた。言葉が苦手な人はどうすればいいんですか?」

あのさ、言葉ってテキストだけじゃないから。誰かとコミュニケーションしたい、その気持ちがあれば、何かの言葉になるんだよ。

…僕の頭の中に、しょっちゅうキャンプしてる奴、サーフィンのいつも似た写真を投稿してる奴、サウナの聖地巡りをしてる奴、スキンヘッドにして釣りばかりしてる奴、仏像掘ってる奴、空の写真ばかり撮ってる奴らの一人一人の存在が自分の中にあることに気づいた。

彼らはテキストこそ使ってないけど、それぞれの「言葉」を持っていた。僕の前に現れていた。けして消えてなんかなかった。彼らは彼らなりに「あなたとコミュニケーションしたい」と伝えてきてくれていた。

わかる、わかるよ橘川さん。
みんなそれぞれの可能性を追い求めてる。
世界が変わって見えた。風が吹いた。

みんな違う季節を 生きてる
それでも一緒に ここにいる
​わたしは誰かの 可能性

そんな歌詞を先月つくった。
その歌は、今月完成するらしい。
10/18のzoom未来フェスでは、きっとこの曲を披露できるんじゃないかな。楽しみだ。

モヤモヤは晴れた。まずは自分の可能性を全力で追いかける。その全力の中に、貧困問題も入れていきたい。だって気になるんだもん。でもまずは自分だから出来ることで全力を出す。これがデフォ。まずそれありきだ。あとは言葉の使い方をもっと上手くなりたい。全然足らない。もっと曝け出したい。

甘党なのでサポートいただいたらその都度何か美味しいもの食べてレポートします!