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メンタルケアについてのメモ

今までのメンタルケアは、心が弱った人をサポートし、正常な社会生活を送れるようにすることが目的だった。

よって未然に防ぐことではなく、対処療法にならざるを得ない。体や脳の不調に対しても、完全に心理的なものに対しても、どちらにも投薬で誤魔化すか時間に任せることしかできなかった。

その中でヨガや坐禅、最近ではマインドフルネス、さらにはトランステックなどのアプローチが出てきているが、これはおそらく認知療法の域は出ていない。

ここで問題にしたいのは、我々人類が取り組んでいかなければならないことはなんなのかということだ。それは、「正常者による社会としてどうマイノリティである患者をケアするかということ」ではない。

乱暴にいうと「社会側が狂ってる」。
原因がどんどん膨らんでいくので、原因を絶たねば、治癒する人たちの数よりも、新規に病む人の増加の方がスピードが速くなる。

これが、コロナ禍を経験中のわたしたちにとって「これからはメンタルケア」という一言に含まれた本当の意味であると思う。

つまり社会にはさまざまな差別や暴力行為があるが、これらは目に見えにくいために犯罪にはならない。例えば、パワーハラスメント。これは刑事事件や明らかな証拠がある民事レベルにならないと表面に現れてこない。現在の法律では犯罪にならないために、あちこちに精神的暴力を起こす加害者が存在している。

つまり、当たり前の話なのだけど、メンタルケアを必要とするメンタルを病んだ人たちには、多くの場合、加害者たちがいて、「加害者にもメンタルケアが必要だ」ということは、ほとんど見過ごされているように思える。

ここで一旦ポイントをまとめる。

◎メンタルケアは実際にはほぼ手付かずで巨大な新領域である
◎実はメンタルケアを必要とする人の背後には、加害者としてよりメンタルケアを必要としている第二群の存在がある
◎第二群のほうが被害者よりもやっかいである
◎第二群は社会的強者として君臨していることが多い

これが、現代社会が病んでいる、という状態。
正常な社会生活を送る、というのはこの状況下でも平気で過ごせるようにするということでもある。

これを改善するには?
◎これまでの対処療法以外のケアの充実(ウェルビーイングなど)
◎第二軍を社会的強者として認めない

以上。

甘党なのでサポートいただいたらその都度何か美味しいもの食べてレポートします!