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「伝えたい」は主に情報過多

講演をしてきました。

ひとりで45分も話せるのかと心配していたのですが、前日リハーサルで10分オーバーしましたので、当日は逆の心配をすることになりました。
自分の講演後、他の方の講演を聞いて思ったことがあります。

自己紹介、分も要らなくない?秒でよくね?

と言うことです。
(言葉が今風になりました。申し訳ない。)

伝える側として「こちらの背景が分からないと内容も分かりにくいだろう」が、丁寧な自己紹介の言い分です。親切からきているのでしょう。しかし、高橋メソッド5枚で充分な気がしました。

場所・業種・商材・所属

で終わって良い気がします。これでは5枚どころか4枚に収まってしまうけれど。

また、各セクションのまとめをスライドで出す際、ここの待ち時間を多めに取ってあげたほうが親切だ、と感じました。だいたい、まとめ部分のメモ時間が足りない。

おそらく、伝えられる側はスクリーンに映された文字をメモします。であるなら、手帳サイズのメモ帳1〜2枚に「書かれたいメモ」をまとめ、それを資料にすれば良いのではないでしょうか。補足は口頭で。

他にも。
小さな文字はなくす。もしくは拡大する。後ろにいると本当に見えない。

他にも。
話す内容は絞る。今回、具体例を多くしたため、最後が駆け足になってしまった。

他にも。
体力は必要。立ちっぱなしで喋り続ける気力は体力に依存する。講演とはすなわち筋肉である。

など。

「伝えたい」は、情報過多になる。
伝えたいことを絞らなければ、より伝わらなくなる。

伝えることは難しい。伝えたいことを伝えることは、もっと難しい。
そんなことを思う講演でした。

気と機が向きました際に、是非。