ゴールデンウィークには友人の実家に帰省すべきである 氷見編
みなさんはゴールデンウィークを如何にして過ごすだろうか。
実家に帰省する人や、観光地に遊びに行く人はそれなりに多いだろう。逆張り大学生の方々は、バイト漬けの日々を送るのが定番かもしれない。
しかし、私は思わぬゴールデンウィークの過ごし方の選択肢を見つけてしまった。
それは「友人の実家に帰省」である。
などと、大層に書いたが、
「1日だけ旅行したいけど、車で行けて、混んでなくて、まだ行ったことなくて、行きたい場所ないかなー」
ってぼんやり考えていたら、「行く行く詐欺」になっていた友達の地元（富山県氷見市）を思いついただけです。
幸運なことにちょうど友人は実家に帰省していて、私が行きたい日に一緒に車に乗って帰りたいとのこと。ありがたやありがたや。
と、まあ、前段をだらだら書いても、面白みのない個人情報公開になってしまうので、即発進！！！！
天気は晴れ。噂によると暫定今年1番の暑さになるとのこと。
エンジンをかけ、金沢から出発すると、早速渋滞。
反対側は渋滞している様子がないので、北陸の中では金沢は人口密集地域であることを再確認。
金沢市民もみんな、意外と富山好き？
その後、もう1か所渋滞しながらも、1時間弱で道の駅メルヘンおやべに着。
トイレ休憩をして引き続き氷見市に向かいます。
おやべのアウトレットと道の駅を通過し左折すると急激に車の数が減少。
もしかして、みんなアウトレットに行きたかったの？氷見に行く人はいない？
これは、混んでいないことが期待できます。
激アツ。
それにしても、富山の道路は本当に気持ちがいいです。
田んぼの横を走り抜けるスーパーロングストレート。
信号も対向車も先行車も少なく非常に快適。
多少狭い道も軽自動車ならなんのそのです。
ついつい速度を上げすぎそうになりますが、
「スピード落とされ」（富山弁で「スピード落として」）
で萌え～💕（？）
素直にスピードを落とします。
15㎞道なりの後に、10㎞道なり(長い！)という快適なドライブを楽しんで、友人の実家に着。
自営業を営んでいるとは聞いていましたが、想像より大きい会社でビビり散らかします。
ここからは生粋の氷見っ子の友人の案内で氷見市を回ります。
まずは近くの丘に新しくできた公園がおすすめとのこと。早速登ります。
車を停めて、氷見高校の横を歩いて抜けると、
おお～！確かに見晴らしの良い公園！！
氷見市を一望できます。
芝生の上では、家族連れがテントを張ってピクニックなどに勤しんでいます。そりゃあ、ピクニックもしたくなりますよ。こりゃ。
しかし、こう見ると、このコンパクトな街感は港町特有のものですね。
グンマー出身者としては、いつ見ても新鮮です。海が近ぇ～！！
獅子舞を発見して、獅子舞の風習の解説を受けるなぞしていましたが、とにかくクマンバチがすごいので退散。中央商店街でお昼を探します。
友人の観光用無料駐車場情報に助けられ（駐車場無料優しすぎ！田舎すぎ！笑）、歩いて商店街を回ります。
まず、出会ったのがソフトクリーム🍦
この量でなんと200円（⁉）です。さすがに安くないですか⁉
こんなに安くソフトクリームが食えて、なんでこのハットリくんはこんなに体が華奢なのでしょうか。
もっとデブデブに太るはずです。
修行のし過ぎが疑われます。
そうそう。そういえば氷見市は藤子不二雄Ａ先生の出身地として推しているんですよね。
いたるところにA先生のキャラがいます。
多い……多いよ……。これじゃあまるで他に魅力がないかのｙ
そんなわけないですよね！
私はこの昭和感を感じる横長ビルと一体化したアーケードとかすごく好みです！
昼飯は結局、喫茶モリカワさんでいただくことにしました。
ＧＷで魚市場が閉まっているので魚は出せないとのことですが、750円の日替わり定食でこのボリューム……。
たった750円にも関わらず貧乏男子大学生が普段食べる1日分の食事に匹敵します。これが、異次元の円安！？！？（多分違う）
店の雰囲気もかなり独特で良いです。このカオスなアジア感好きな人は多いはず！！
ちなみに、店の入り口のドアがピンクなせいで、外から除くと一見店内が全部ピンクのいかがわしい店に見えなくもありません（いい意味で（？））
クソくだらないのでカットしようかと思いましたが、正直者なので白状しておくと、スキン自販機のノスタルジーに負けて、スキンを買いました……。必要もないのに500円払って……（）
こういう自販機、小学校の通学路にあってずっと気になってたんですけど、ついぞ買えずじまいだったんですよね。懐かしすぎてつい買ってしまいました笑。
ノスタルジーを感じるものの魔力って凄くないですか？？すごいですよね？？
錆び錆びでほんとに動くかわかんないなか、500円も突っ込むのはドキドキしました。
クセになりそうです☺️
（ちなみに、商店街にたくさんありました。珍しい。良いことです。）
河口の見える商店街の端っこまで歩いてきた時点で、車できていたことを思い出して引き返します。
歩くのも好きだから……。「車あるなら車で移動しろよ！」って誰か言ってほしい～。
引き返す途中で、A先生の生家である光禅寺を見かけたので寄ってみます。
なんか意欲的なボランティアの人（？）にのせられて、「ドーン！」
実は元ネタをいまいちわかっていません。脂肪に効く黒烏龍茶のイメージです。
なんかの記念で本堂の中が公開されていました（写真撮影不可。NOイメージ）
ボランティアの人の解説が丁寧で、地元に愛されていることを感じます（他に何もないから、とか言っちゃいけません）
さらに謎の寸劇からくり橋などに寄って（腕がもげているなど壊れている疑いがあった。治してあげて😢）、いよいよ車で移動します。
車でちょいと移動して氷見市の北端「栽培漁業センター」にやってきました。
と、ここで地震発生！
私は東日本大震災の記憶が生々しい東日本民なので、海沿いにいることに恐怖を感じますが、周りの人間からは焦りを感じません。
北陸民、流石というか、あんま危機感がないのか……。
結局、津波の心配はないので平気でした☺️
気を取り直して栽培漁業センターを回ります。
最近できた施設のようで非常にきれい、かつ、楽しみながら学べる仕掛けがたくさんあります。
ふれあいコーナーには、長年、海なし県で過ごしてきた私も大興奮。
友人に温かい目で見守られながら、キッズたちに混ざってはしゃいでいます。
人間に弄ばれる海の生物に申し訳なさも感じながら、思う存分感触を味わいました。
ヒトデは固くてチクチク。ナマコは柔らかくてキモ気持ちいいですね。
さて、車で中心地、「番屋街」まで戻ってきました。
ここはどうやら屋内マーケットのようです。
フードコートやら、お土産屋さんやらがあります。
日本酒が飲みたくなってしまうので（飲酒運転ダメ絶対）、番屋街は早々には離れて、近くの海沿いを探索します。
海人（うみんちゅ）の友達の目にかかれば、イソギンチャクやら、蟹やらが見つけ放題です。
知らない世界を知れて非常に楽しい瞬間。
これだから、海に行くのはやめられないぜ！！
北陸来て良かった～～！！
なんでもない海岸だけでなく、名所くさい展望台にもしっかりと登ります。
「揺らすな！」の標識があり、「え…揺れるの？」と思っていると、しっかりと揺れました。
余震なのか、誰かが揺らしたのか……。う、怖い。
地震や津波を恐れているクセに、「今日、まだ砂浜見てなくない？」などとのたまい、適当な砂浜に向かいます。
これがダブルスタンダードってやつです（多分違う）
砂浜で再び海の生き物&漂着物探し。
クラゲやらヒトデやら魚やらの死体などが打ちあがっていて面白かったですが、魚の死体の写真はさすがに自主規制させてもらいます。
クラゲはいいよね？
私はア―――――バンボーイなので（？）、「野生生物の死体って見ないけど、どこにあるんだろう？アヴァロン？」などと頭お花畑なことを考えていましたが、野生生物の死体ってちゃんとその辺にゴロゴロ転がってるんですね……。
さあ！最後の最後に、私が氷見で一番気に入った点を紹介しようと思います。
ドーーん❕👉
この景色！！！！
海の向こうにクソデカ立山が見える！！！！
海の向こうに山が見えるって凄くないですか？？
普通、海の向こう側って海ですよね（新次郎構文）
海だけじゃなく、山も大好きな元グンマー帝国民として満足できたので帰路につきます。
途中、また友人の実家に寄って大量の手料理をもらい（感謝😢）、疑似帰省も味わったところでフィニッシュ。
帰りもしっかり渋滞したので、やはり北陸で一番人口が多いのは金沢と証明されてしまいました。
富山は田舎！！！！（ここまで楽しんといてネガキャン）
いや、田舎だからいいんですよ？
無料の駐車場。無料の施設。程よい数の観光客。
氷見はゴールデンウィークに行く場所として完璧でした。
以上が、ゴールデンウィークは友人の実家に帰省するのが最適解だという証明になります。
みなさんも、ゴールデンウィークは友人に地元を案内してもらって、思わぬ魅力を発見し、あくせく人混みに突っ込んでいくゴールデンウィーク初心者ランク帯の人たちと差をつけましょう！！
私は残りのゴールデンウィーク、就活頑張ります！！（内定０）
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