人生がギリギリ左右対称じゃない

漢字で書いたときの話。「人生」、ギリギリ左右対称になっていないの作字者の意図を感じる。完璧なものよりも少しだけ不完全なものの方が気にかかったりするし、そういうちょっと不完全な感じってまさに人生じゃんってなる。

とはいうものの、私は左右対称の漢熟語のほうが好きで、というか、文字を見たときに左右対称かどうかを人より気にしがちな人で、左右対称の漢字や熟語を集めて楽しんでいる。
たとえば「帝王」が左右対称なの、完全無欠って印象を受けて最高なんだよな〜ってずっと言ってる。まさに字面から帝王って感じですよね。
あと、七曜に使われている字(月火水木金土日)は全部左右対称。それから方角(東西南北)も、左右対称だよね。七曜も方角も古代中国の時代から占いに使われてきたらしく、やっぱり左右対称な字って神秘性を帯びているのかな?と感じてる。占いといえば、私たちに一番身近なのはおみくじかなって思うんですけど、「吉」も「凶」も左右対称。「巫」とかも左右対称なことを考えると上記の推論はあまり間違ってはいなさそう。
漢字が元々甲骨文字として占いに使われていたということからも、初期段階で生まれる文字は形としてシンプルであることは間違いなさそうだし、ちょっと本当にそうかもって気がしてきたな。
そう考えるとさっきの「帝」「王」がシンプルかつ左右対称な文字であるのに対して、「民」「衆」が左右対称ではなく、前者と比べると画数が多めなのも、甲骨文字による占いは位の高い人たちのものだったのかもしれませんね。全部妄想なので詳しい人がいたら是非教えてほしい。

左右対称の漢字が全部かっこいいため、いつか左右対称の漢字の少年漫画を描きたいと思っています。舞台は「東京」で、主人公は「一(はじめ)」です。で、ライバル兼相棒枠に「雷(いかづち)」がいるといいな〜(ハンターハンターが好きなため)。で、「遊郭編」で敵の潜む遊郭に潜入するときの女装した二人の名前がそれぞれ「市(いち)」と「来(らい)」だったらいいな〜。さっきはハンターハンターだったのに鬼滅の刃になっちゃったな。「雷」がキルアから善逸に……こう考えると、主人公の隣って電気系能力者がちなのか?分からん……この2つが偶然そうだっただけかも。
話を戻して、たぶんその世界のモブ敵(仮面ライダーのショッカー的な存在)の名前は「員」だもんな〜。あと敵幹部っぽい左右対称漢字といえば「回」ですよね。混乱させてくる技とか使ってきそう。「苦」とかも強い敵幹部っぽい。逆に味方側の組織の隊長的なポジションに「介」とか「喜」とかが居たら嬉しい。「喜」めちゃくちゃ強そうだな……糸目のヘラヘラした関西人だといいな。逆に「介」は人助けが本懐って言うタイプの真面目で愚直な青年って感じだといい。「喜」と「介」の腐向け同人誌、あります?ありますね。それに「一」の所属の隊の先輩に「凸」と「凹」の双子がいるといいな〜。「凸」が前線で戦闘を中心にするタイプで、「凹」は後方支援を担当するタイプよね。
あと「幸」は「辛」として敵組織にスパイに行ってる諜報部隊の隊長なんだけど、実は二重スパイで敵組織側の漢字なんだよね。それにいち早く気が付くのが諜報部隊の若きエース「査」で、その事実に戸惑いながらも最終章・直接対決編でタイマンの戦闘になって、最終的に「辛」を下して、泣きながら始末するんだよな……辛査……
際限がないな……ってか何が目的なんだ敵は。少年漫画のプロット作るときって多分敵から考えてるよな〜敵の目的が決まれば、それを阻止するで主人公側の目的はいいし……まあ連載開始時は決まってなくてもいいか。2巻の最終話くらいでちょっと雲行き怪しくして、以降敵の背景みたいなのを小出しにしていくって感じで。

私は日本で一番かっこいい名字を「山田」だと思っているし(もちろん理由は左右対称なので)、どうにかして「山田」に姓を変えられないかな〜ってずっと思いながら生きてる。お名前欄に「山田」って書きたすぎ。
「山田」を筆頭に「三森」「天堂」「英」etc.左右対称な漢字のみで構成された名字を持つ一族って、とくに習字とかで縦に署名するときめちゃくちゃかっこいい。ズルい。
それから印鑑もかっこいい。印鑑って彫り込み面を反転させてるじゃないですか?そうしないと捺印したときの紙面の表記がおかしくなるから。でも左右対称の印鑑はそのままでいい。字体によっても変わるんだろうけど隷書とかだったらほんとにそのままでいいじゃん。たしか小5か小6のくらいの図画工作の時間に消しゴム印を作ってみよう!みたいな課程があった記憶があるんですけど、かなり楽じゃん。しかも彫り込み面から名字がそのまま読める。なんて奇跡のような……
ちなみにこういう内容の話を高校の頃、同級生の「山田」に話したら、「山田は定規でも書ける(はらいや曲線の部分がないから)」とややドヤ気味で言われて、くそ~完璧すぎる「山田」……


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