見たもの、読んだもの 2022.1

千鳥の相席食堂(ネトフリ)

おもろすぎたのでネトフリにある分は2周見た。
お笑いにそんなに興味がなく、これまで好きになったのは爆笑問題(中学生くらいの頃)とさまぁ〜ず(5年くらい前)ぐらいだった。
千鳥は多分いわゆるダウンタウン的な方向の暴力的な笑いをやる人たちで、いかに人をバカにしないで楽しくやるかという価値観とは相容れないスタイル。だから好きだというわけじゃ決してないけど、おれはこれをおもしろく感じる。そのことについてちょっと考えた、が今は結論を出したくない。流行とかお洒落とかクールとかヒップとか、そういうの全部すごい暴力的だとおれは思うんよな。要はアウトがあってセーフがある世界。
お笑いで言えばもしかしたら10年か、20年後にはこういうのはほとんどなくなってるかもしれない。去年に見たEテレの映画の番組で太田光が、最近はみんないい人で、これから社会の空気は良くなっていくんじゃないかというようなことを言っていて、その時のなんとも言えない表情(まあ常になんとも言えない表情してるけど)を含めて、やっぱりこの人はすげえなと感じた。社会の空気が丸くなっていった結果自分がメインストリームから切り捨てられる側だったとして、まあいいや祝福しますよ、と考えてるんじゃないかなとかなり勝手だけど想像する。
前回の菊地成孔の話と繋がる部分もありそう。おれは暴力的だったり、品がなかったりというものでもそれが理由で嫌いということはあんまりない。これも今後引き続き考えていきます。
子供への悪影響があるかという話ならまあ確実にあるわな。最低限これはテレビだから、って線引きが自分でできる人にとってはなんの問題もないけど、そんなリテラシー(なのか?)がない人を守るのは公共物の義務なんだろう。だから煙草と同じで徐々になくなっていって、古い人間が切なくなってぼやきながら世代交代していくのが、まあ、いいんじゃないの。知らんけどな。

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