#13 現地打ち合わせ

先週木曜にDSPの防音工事担当の方と、自分専用音楽スタジオにする物件で現地打ち合わせをしました。

施工前

現状の内装を解体後に工事の追加費用が発生する可能性として、床下が水平でない場合の調整工事があったのですが、床板が躯体に直張りになっていて水平の問題もなさそうなので、床板ははがさずに床板の上に防音室を作ることになりました。

ということで、床の方は追加費用の発生がないだけでなく床板をはがす費用も節約できて大変良かったのですが、天井の方に想定外の問題が見つかって、現地でしばらく協議しました。

天井裏を覗いてみると、躯体までの高さが思ったほどなく、そこに太い鉄製の排気管が部屋の真ん中を突っ切るように通っていました。

鉄製の排気管は振動が伝わり易いので、それに防音加工をして、その下に防音室の天井を配置すると、天井高が現状より20cm下がることになって、それでも最低ラインの210cmは取れるものの、やはり居心地がだいぶ悪くなるので、なんとか現状の天井高をキープする方法を検討した結果、排気管を部屋の端に寄せて、排気管+防音加工が通る大きさの梁を作ることで、天井高をキープすることになりました。

排気管の他に天井裏には、ベランダに置かれている給湯器につながっている給湯パイプも通っていて、こちらもそのままでは天井高を下げることになるので、いろいろ検討した結果、スタジオでシャワーを浴びることはないので、将来に亘る給湯器のメンテナンスコストなども考慮して、天井裏の給湯パイプは撤去することにしました。

あとは、コンセントとか背景合成用のグリーンスクリーンの設置位置などをだいたい決めて、2時間近くの現地打ち合わせは終了しました。

想定していた床側ではなく、想定していなかった天井側で追加費用が発生することになりましたが、今回の現地打ち合わせで見積りから下がった部分と給湯を使わない割り切りで、それほど大きな追加にならなかったのは不幸中の幸いでした。

DSPさんは常に余計な費用が発生しないように考えてくれるので助かりますが、最終判断は私なので、施主として必要な費用と無駄な費用を引き続き良く見極めて判断していきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?