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”補助金カタログ”noteマガジン化構想案

 ”補助金・助成金の不正受給問題が時々ニュースになるなぁ”、”一部の粗悪な(?)コンサルタント達が補助金に群がるイメージあるかも”・・・。このように補助金には一部ネガティブな印象を持たれるかもしれません。あとで説明するように補助金は活用しにくいのも実態です。しかし、これら補助金には各々政策背景があり、有効活用することでプラスの側面も沢山あります。この記事では、表紙にもあります”ウィキペディア”(読者の手によって作成・推敲しているフリー百科事典)をイメージし、noteのプラットフォームを有効活用する構想”案”を書いてみました。夢物語でちょっと大袈裟かもしれませんが、以下の算式イメージです。

補助金制度 + note機能 = 中小企業が元気に!( = 日本の経済発展)

 この記事は、あくまで”案”。すぐに実行できるような対策案にはなっていません。(表題で期待された方、申し訳ございません・・・。)しかしそれで読者の皆さんにとって、何らかの”補助金の活用しにくさ”という課題解決のヒントになれば嬉しいです。

1.なぜ補助金なのか?(記事のきっかけ)

 例えば事業再構築補助金。それはコロナ社会の経済社会の変化に対応するための事業再構築を支援してくれる補助金で、例えば2021年9月の不正受給のニュース等と相まって、近年ニュースでも良く見聞きするのではないでしょうか。でも10年以上前から補助金ブームはあったみたいです。

 私が中小企業診断士の資格を取得・登録したのは2011年。今から10年以上前です。同期合格者で、登録1年目から補助金に関わる中小企業診断士の方もおられました。この人から”補助金の情報ってまとまったものが無く、カタログ的に一覧で見れるものが無くて不便”と聞いたことがあります。10年経った今でも、”補助金カタログ冊子”なるものは無く、補助金は活用しにくい原因の一つだと考えています。

 当記事で”補助金カタログ冊子”なるものについて思い立ったきっかけは、本日のじーじさんの以下の記載に触発されてです。

”教育国債の発想よし。人への投資は成長投資!ただ、お金をどう使うか?が問題です。間違っても5万円のパソコンを後援会長の会社から25万円で学校に納入なんて使い方をさせてはいけません!”

 以前のじーじさんの記事でも、日本の財政問題について話題にされていました。せっかく財政出動しても、お金が隅々まで行き渡らないと効果が出ない。よくお金の流れを血液の流れに例えられると思いますが、このイメージです。補助金の使い方がまずいと、中小企業が元気にならない、つまり日本が元気にならないと言うことですね。・・・ちょっと青臭いことを言いましたが、結局のところ、補助金をより活用しやすいように出来ないかということです。確かに”補助金は活用しにくいから何とかしよう!”という試みは官民問わず行われていると思いますが、今も”補助金の活用が難しい”のが実情だと理解しています。

2.”補助金の活用が難しい!”の正体は?

 この正体は、10年以上の歳月を経ても、”補助金カタログ冊子”なるものが登場しなかったことに通じると考えています。つまり膨大な数の補助金の中から、自分に合った補助金を選び出すのが至難の業ということです。

 一つの補助金制度を理解するにも骨が折れます。もし公募要領(補助金の手引き)を何とか入手したとしても、専門用語が多く、理解するのに時間が掛かるからです。また公募期間が1か月~2か月と短いのが多く、運よく見つけたとしても、既に公募期間が終わっていたということもあり、更に補助金の内容も毎年コロコロ変わります。まるで補助金は生き物の様ですよね。

 ゆえに本などの紙媒体で情報を入手しても情報が古く、使えないものが多く、インターネット上も古い情報が混じっている中から検索しなければなりません。しかも記載方法も肝心な情報を見つけるのも苦労します。

3.構想案:note機能をどのように活用するのか

 そもそも、なぜnote機能に着目したかについて、noteは人検索。自身の体験から補助金の情報を書くことが想定される著者は、自分自身をブランディングするクリエイターの方等が思い浮かびます。しかも補助金の情報提供について、体験談などがあればイメージもつきやすいのでは。noteと親和性が高そうです。これらブログとの違いを比較すると分かり易いと思います。以下の通り、雨宮大和さんは、ブログとnoteの違いを記事にされています。とても分かり易く説明して頂いています。

 そしてnoteのマガジン機能に着目します。各補助金の記事をマガジン登録し、各補助金の公募要領が改廃されたタイミングで随時、公募要領を差し替えします。しかし、ここで問題なのが、マガジンの共同運営者。補助金業務に精通している人がリーダとなり、他の共同運営者に継続更新やチェックする役割が発生します。(随時、公募要領を差し替える業務を、AI技術が発展し、将来のnote機能に組み込まれれば面白そうですよね。)noteの機能を活用して、”補助金カタログ冊子”なるものが出来ればと考えましたが、実際の運用が出来るようになるには未だ先の話になりそうです。

4.現在使えるツールと限界

 最後に、現状使えるツールについて見てまいりましょう。いくつかのインターネットサービスや書籍等がありますが、個人的に小泉昇著『中小企業が本当に使える補助金ベスト100』がとても良かったと考えています。なぜなら、本著も”補助金は活用しにくいから何とかしよう!”という試みのもと執筆されたものであり、同じような書籍と比較しても、とても見やすいレイアウトに工夫されているからです。例えば、各補助金施策は全て見開き2ページで紹介されている等の工夫がされています。

 一番特筆すべき点は、補助金の情報は随時更新されることに備えて、見開きページごとにQRコードが掲載されており、著者の運営する会社のデータベースを参照できる点です。同社のデータベースには常に一番最新の公募要領(補助金の手引き)が添付されています。

 本著は読者の事をよく考えているなぁ、と感じますが、紙媒体の書籍である関係上、どうしても限界があります。100の補助金を紹介しており、各補助金の内容はQRコードのリンク先のデータベース更新で、情報の鮮度が保たれていますが、新しい補助金自体が出てきた場合にカバーしきれない等の限界があるからです。例えばコロナ影響で出てきた”事業再構築補助金”のカバーが出来ないという点です。ちなみに著者が代表を務める会社のホームページ上、”事業再構築補助金”の紹介がされているので、おそらく本著をカバーするために掲載されているのではと。このように紙媒体の書籍上、どうしても情報の鮮度の課題がありますが、とにかく良書です。

補足:noteマガジン情報のイメージ案

 ”じゃあ、noteマガジン情報のイメージ案を見せてよ!?”ということになりますので、もっともポピュラーな”ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金”のページのイメージを記載してみました。しかし繰り返しになりますが、補助金の情報は鮮度が命。すぐに情報は陳腐化するので、あくまで参考情報ということでご参照ください。また別途、ハッシュタグのルールも設ける必要がありますが、当補助金のハッシュタグは”#設備システム導入”あたりが良いと考えています。

<ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金:掲載サンプル>

■ 補助金の上限(目安):一般型1,000万円、グローバル展開型3,000万円

■ 補助率の上限:1/2 (小規模事業者2/3)

■ 公募期間: 令和4年5月11日(水) 17時(10次締切)

■ 参照URL: ものづくり補助金総合サイト

■ 補足コメント: (その他ポイントや当補助金の特色を説明)

※詳細は、以下添付の公募要領をご参照ください。

<以上となります。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。>

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