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VRでライブを代替できると思った部分と課題と思った部分

こんにちは、ひら吉です。

12/11-12は(私が意図せず急遽その存在を知って)VRライブを充実した一日でした。

いろいろと「すげーと感じた点」と合わせて「ここは改善点かも」など思った点をツラツラと語りたいと思います。

※あくまで個人の感想です。

工夫すれば観客はライブ感を得られる

今回、いろいろとライブに参加して、めっちゃ楽しいライブ感を感じられたケースと、いまいちという2つのパターンがありました。

何がライブ感を感じさせる要素だったのだろうと考えてみると以下の2点だと思います。

①観客がある程度密集していて、人間的に動いていること

VRChatだとVRモードで入場する方も多いので割と臨場感が高まります。ただ一方でclusterだとやはりスマホで入る方も多いためか、微動打もせず、人がたくさんいる状況に遭遇することが何度かあって少し怖かったです。実はclusterで過去に講演したことがありますが、実は同様の感想でした。

また、私が勉強会を教室形式で開催したこともあるのですが、全員がVRモードであっても全身が動かなくなってしまうとそれはそれで人間的に見えないみたいです。実は人間って、細かい目や顔などの動きが結構あるみたいで、そこまで細かい動きはアバターでは通常表現されていません。だから、先生の立場で生徒を見て、なんだか聞いてくれているのか聞いていないのかよくわからない…と思ってしまいました。本当にリアルって、微妙な動きがたくさんあって再現って難しいのだろうなぁと感じます。

なお、一定の動きをさせているロボットのような観客が周りにたくさんいたライブを別のプラットフォーム(VARK)で体験もしましたが、これはこれで不思議な印象を受けました。一定の動きをしているためか、私が観客のロボットを人と思えず孤独感を感じたりしました。ただコメントのおかげで救われた感じがして、一体感を感じられたという印象です。

だから、ライブ感を出すときには「人間的な観客のランダムな動きを出して観客も人間であると認識できる」というのは大事な要素だと考えています。

ライブ感の補完としてコメントは使えるかもしれません。

②演者もアバターで動きがあること

映像を皆で見るコンテンツもありましたが、いまいち盛り上がりに欠けました。

「録画された動きの再生」だとしても、アバターで再生するのと、スクリーンへの動画投影では全然印象が違うと思いました。アバターで再生すると割と盛り上がります。

リアルの代替ではなくアバターパフォーマンスという新分野?

そう考えると、アバターを使えばある程度のライブ感を出せると感じた反面、リアルのライブの代替になるのは難しいかもしれないと思えてきます。リアルのライブ感を出すために、相当な手間とコストをかけるなら、アバターで演奏する「アバターパフォーマンス」という新種パフォーマンスを狙った方が将来性あるんじゃないかというのが個人的に思うところです。

ハイブリッドも良い?

技術的に可能かどうか私も調べがついていないですが、VR化できるカメラでリアルのライブを撮影し、VR空間に投影することができれば、リアルライブとバーチャルライブのハイブリッドで収益を拡大するという使い方もあるかもしれませんね。(それができるなら、多分、リアルのVR化もできると思いますが…(笑))

バーチャル参加が可能になれば、現地まで行けない人も参戦可能になります。子供が小さくて行けない奥さんとか、入院していけない方等、可能性は広がると思います。

個人的にはもっと音もしっかりしてほしい

実はVRは視覚にばかり特化していて、あまり音にフォーカスがされていない!OculusQuest2の音も貧弱です。もっと立体音響、低音を効かせる、全身を音が覆う感じ等、音に対する感受性が強い人間も楽しめるVRが発達することを願っています。

まとめ

ライブに浸かって感じたこと、将来性をまとめてみました。

・ライブの臨場感を出すためには、人間的な観客が周りにいられることを感じられることが必須(それを補完するためにコメント機能は有効)

・リアルの代替はすぐには難しいかもしれないが、VRカメラで撮影しそれを遠隔の人にVR空間で提供するハイブリッド型のライブができたらいいなぁ(希望)リアルで参加すると疲れますし(笑)

ではまたーひら吉でした。

サポートいただいてどうもありがとうございます! これからもVRの情報を収集発信したいと思います!