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令和5年度 土地家屋調査士試験までの記録

私が土地家屋調査士試験の勉強を始めたのは2020年3月頃(36歳)のことでした。
コロナ禍が始まり、会社の業績も大幅に下がり、先行きが不安な情勢でした。当時、大手インフラ企業の本社に在籍していましたが、私も大胆なコスト低減・改革が求められ、人員削減を目的とした組織改正なども検討していました。
給料も大きく減り、自分の将来を真剣に考えた末、始めたのが土地家屋調査士試験の勉強でした。土地家屋調査士を選んだ理由は、書籍等で詳細な仕事を知り、独立開業に優位な資格であったことに関心があったからです。仕事内容も測量機器やCADを用いることもとても興味がありました。

会社員時代の2020年~2022年に実施した勉強内容は以下のとおりです。

【メイン教材】
 ・アガルート 2020合格目標 入門総合カリキュラム
【サブ教材】
 ・日建学院 土地家屋調査士本試験問題と解説&口述試験対策集(R2)
 ・日建学院 土地家屋調査士本試験問題と解説&口述試験対策集(R3)
 ・法学書院 民法がわかった(改訂第5版)
 ・ダイヤモンド社 法律を読む技術・学ぶ技術(第3版)
 ・東京法経学院 土地家屋調査士六法(R2)

会社員時代は、アガルートの教材をメインに勉強し、翌年度は直近過去問だけを買い足していくといった感じで勉強をしていました。アガルートを選択した理由は、価格の安さ(当時は他予備校と比較して激安)で一択でした。過去問の解説は少し物足りない部分もありましたが、限られた時間で効率的に回すこととを考えるとちょうどよかったのかもしれません。
勉強時間は測っていませんでしたが、初年度は教材を1周回した後に、択一過去問を2・3周程度、記述過去問を1周程度回しました。次年度・次々年度も過去問を同程度実施したに止まりました。忙しい部署にいましたが、何らか理由付けて勉強から逃げていたと反省しています。
試験も当然ながら惜しい年は1回もなく、全て記述で足切り、総合点からは10点以上足りませんでした。

2023年に入り、退職の覚悟が決まり、6月以降は勉強モードで日々を過ごしました。2023年に実施した勉強内容は以下のとおりです。

【メイン教材】複数回取り組んだもの
 ・アガルート 2023 上級カリキュラム
       ⇒ 民・不・調 計10周
 ・H17~R4までの過去問(アガルート・日建学院教材)
       ⇒ 択一14周、記述7周
 ・アガルート 実践答練(4~6回)
       ⇒ 択一6周、記述4周
 ・東京法経学院 2023 ハイレベルVロードプレミアム答練
       ⇒ 択一5周、記述4周
 ・東京法経学院 令和5年度 完全予想 錬成問題集 運
       ⇒ 択一3周、記述2周
 ・東京法経学院 全国公開模試Ⅱ(7月)
       ⇒ 択一10周、記述5周
 ・LEC 公開模試 第1回(9月)
       ⇒ 択一5周、記述4周
 ・三省堂 ケータイ司法書士Ⅰ 民法 
       ⇒ 関係のあるとこだけ9周
【サブ教材】補助的に用いたもの
 ・東京法経学院 土地家屋調査士六法(R5)
 ・早稲田法科専門学院 土地家屋調査士受験100講〔Ⅲ〕書式編
 ・民事法務協会 地目認定
 ・民事法務協会 建物認定
 ・東京法経学院 不動産法律セミナー 2023年9月号、10月号

会社を辞めると決心してすぐ、アガルートの上級カリキュラム(学習者向け)を申し込みました。理由は入門カリキュラムも受けてて、親和性があると思ったからです。講義は一問一答形式で、過去問だけでは解けないような論点が多くありました。一問一答のため、音声ダウンロードして移動時間に多く活用しました。
とにかく問題を解くことに重点を置き、図面作成、計算については1周、書式ひな形は3周くらいと他と比較すると重点を置きませんでした。

並行して過去問が完璧(択一30分以内、記述50分以内)になるまで取組みました。7月頭には完璧に近い状態だと思い、東京法経の模試を7月に受けましたが、全く歯が立たちませんでした。過去問だけではやはり難しく、答練や模試の重要性を実感したため、東京法経のハイレベル答練を購入しました。

東京法経の模試は、まったく理解できない問がいくつかあり、六法で何度も条文で確認して覚えるようにしました。六法を使うようになったのは超難解だった東京法経の模試のおかげだと思っています。ハイレベル答練もその名前のとおりレベルが高く、直前1カ月に何度も取組みました。

LECの模試は、9月の直前期であったため、実力試しに受け、問題も良問でしたが、解説冊子がとても分かりやすく動画も丁寧なため、最初から主軸として選んでおけばとよかったなと思うほどでした。

勉強のやり方としては、『大量に覚えて忘れない「紙1枚」勉強法(棚田
健大郎 ダイヤモンド社)』
を参考に、徐々に間隔を伸ばしながら、ひたすら繰返すようにしました。これは大変でしたが本当に効果があったと思います。

2023年の合計時間は”StudyPlus”で記録し、計750時間でした。2020~2022年分を足すと、その倍くらいになると思います。

総じて、過去問や答練等の問題を、何度も反復学習した結果、合格に繋がったと思っています。

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