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宿題は「名刺」

はて?名刺とは?

名刺とは何?から考えてみたい。名刺というと初対面の人へのご挨拶として利用する。相手に自分を知ってもらう道具の一つだ。なぜ、「刺」なのか。唐の時代、当時の位の高い者は、訪問の際に名前と用件を記入した竹片や木片を持参し、相手が不在の場合、門前の箱に刺していたとのこと。ここから「紙」ではなく「刺」なったと言われる。名刺交換の時を考えると相手に自分の情報を一方的に「刺し」にいく感覚が似ている。

名刺を利用したコミュニケーションとは?

名刺には、自分の名前をはじめ会社名や役職、住所、電話番号等が記載されていることが一般的。これもコロナ前まではこれが当り前として扱われてきたが、コロナ後のコミュニケーションの変化に合わせて名刺も変わってきたように思う。
名刺に記載される情報は機能しているのか?リモートワークや様々なコミュニティが発達して、コミュニケーションはショートのテキストでのやり取りが増加。また、会社名や自分自身の名前よりも、●●ネームで交流を図ることが増加している。そのような中、会社の肩書きや電話番号はどこまで機能しているのだろうか。

名刺でどこまで伝えられるのか?

以前は「▲会社のマネージャーやっています」が自己紹介の定番であったが、これは名刺に記載している情報が機能していることが前提。受け手もその内容をみて「ご立派ですな。」と企業名=その人で判断することが多かった。はて?今はどうだろうか?自己紹介の方法も変わってきている。外側よりも内側。肩書よりも個性。その人の持つ考え方や感性、これまでの生き方を自己紹介に盛り込むことが多くなってきているのではないか。その中で名刺の機能も変化してきていると思う。具体的には、名刺には名前やニックネーム程度の情報だけで、後はSNSの2次元バーコードを記載して自分をより深く理解してもらうための情報へ誘導する道具として変化している。

名刺は、自分自身を伝えるツールであることは変わることはないかもしれないが、社会のコミュニケーションスタイルが変化することに合わせて、そこに記載していく情報や機能はこれからも変化していくのだろうと思う。


ということで、現在参加しているflier book laboの講座【自分史上最高の文章力を手に入れる「戦略的ライティング講座」(講師:野上英文氏)】の宿題1本目。名刺をテーマに何を書くのか?自分なりに考えたところ、なんとなく書きたいなと思ったところに自分の個性が少し現れたような気がする。
何を書くかは「名刺」、どう書くかは「個性」こんなことを感じながらもう一つの宿題にチャレンジしようと思う。



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