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食品ロスのこと

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食品ロス関連の考察や活動のこと。
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#フードスコーレ

フードロスについてのまとめ(2020年4月4日時点)

最近よく質問いただくので、「フードロス」まわりのことについて、まとめておこうと思います。情報は随時更新していきます。(2020年4月4日現在) フードロスまわりの言葉についてまず、言葉の整理から。じぶんがフードロスについて勉強しはじめたのが、2013年。当時はいまほど、「フードロス」という言葉は世の中に知られていなかったような気がします。 food loss 人の消費に向けられる食品サプライチェーンの、各段階における食品の量的ないし質的な減少。 ※FAO(国連食糧農業機関

問題なのはフードロスじゃなくて、いつまでも変わらない自分たちなのかもしれない。

食の学び舎「フードスコーレ」で、「Foodloss&Waste(FLW)」をテーマにしたプログラムをスタートさせようと思っています。(あー、ついに書いてしまった) 仕事や学校でFLW について何かしたい、だけど何をしてよいのかわからない! という方。食に興味があって FLW についても一度ちゃんと探求してみたい方。そして僕と同じように、最近の FLW に対する世間の取り組みに「なんか本質的じゃないよね」とギモンを持っている方。そんな方たちには、とくにぴったりなプログラムにし

フードロス疲れに、規格と屑と分解の視点が効く。

『7袋のポテトチップス』(晶文社)などの著者で歴史地理学者の湯澤規子さんと、『分解の哲学』(青土社)などの著者で食と農の歴史学者の藤原辰史さんと「ロスが生まれる世界」をテーマに話しました。 フードロスをきっかけに、こんなにも話題は広げられるし、フードロスに抱く閉塞感を打ち破れるかもしれない。そんな期待が生まれていく当日の様子をお届けしたいと思います。 「フードロス」は重要な問題だけど、向き合うことに気持ちが疲れちゃっている人も多いのかなと。僕が思うのは、フードロスだけを話

サルベージ・パーティ再始動。「フードロスとどう向き合うか?」 を探る実践の場。

2013年から主宰してきた「サルベージ・パーティ (サルパ)」というクッキング型イベントがあります。じぶんたちで開催するほかに、企業、自治体、小中高や大学と一緒にたくさん開催してきました。 2019年、コロナ渦に入ってからは活動をほぼストップしていましたが、リアルな集いができるようになってきた今、サルパを再始動しようと思います。 わたしは株式会社honshoku 代表として、そして一般社団法人フードサルベージの代表理事として、10年先に繋がる「食べる」と「学ぶ」のデザイン

世界食料デー特別企画 サルベージ・パーティ 〜食の課題をたのしく考えるための場づくり〜

8月23日(水)、honshokuは食の学び舎フードスコーレのプログラムとして、「世界食料デー」の呼びかけ団体である認定NPO「ハンガー・フリー・ワールド(以下HFW)」と サルベージ・パーティ(以下サルパ)を開催しました。 食品ロス問題を中心に、サステナブル領域における食の在り方を社会に提案することや、食卓に小さな喜びを提供するためのコンテンツ開発を推進するhonshokuは、「世界食料デー」のパートナーとしてその想いを形にしていくサポートを行なっています。 今回のサル