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情報と情動と書き換え

我々の心を揺らすものはなんでしょうか?

それは情報です。

LINEでお祝いの言葉をもらって喜んだり、痛ましいニュースを見て心を痛めたり、口座に振り込まれた数字をみて感情が変化したりとこれらは全て情報です。

赤信号で止まるのも、服に水がこぼれたら拭くのも、こう言うのも情報です。我々は情報に影響されている。

そしてこの世の全ては情報でできています。


情報といえば、近年「シミュレーション仮説」という説がでてきました。
この世界は現実ではなくバーチャルリアリティの可能性があるよと言う説です。

この先コンピューター技術が発達すると私たちがいる世界をコンピューターによってシミュレートすることが可能になり、その世界にいる人たちは意識を持てるようになる。もしこれが可能だとしたら私たち自体がすでにシミュレートされている可能性が高いっすねという話です。

これを可能にするためには人間の意識をデジタル化することと、仮想現実の世界に現実世界と同じ物理法則を付与することが条件になります。


人間の意識のデジタル化はまだまだ先の世界として、もう一つの仮想現実の世界に現実世界の物理法則を付与することはプログラミングでもうできるそうです。

もしこの世界が仮想現実だとしたら、プログラミング特有の特徴がこの世界の自然法則に反映されるはずです。そういうプログラミングの特徴をみつけて説明しているのがシミュレーション仮説です。
(詳しく知りたい方はこちらの動画で←)

何が言いたいかと言うと、この世界は情報であるということ。
そして、この世界が情報であれば書き換えることが可能であるということです。

まぁ、「この世界」と大風呂敷を広げなくても、少なくても私たちの脳は情報を処理しているわけです。情報を受け取ることで恒常性が維持され自律神経の働きに変化が生まれているのですからね。

では私たちの脳がどう情報を処理しているかと言うと、言語なわけです。つまり私たちにとって情報とは言語(情報=言語)のことなんですね。

私たちのこの物理的な世界というのはあくまでも言語空間の中にあるのです。

言語空間が私たちにどう影響しているかというと、まず自分の中に信念・観念が作られます。

お金がないと死んでしまうとか。
女は優しくなければとか。
先生はこうでなくちゃとか。

こういった類のものです。

自分の信念から外れたものは「悪い」し、一緒のものは「良い」となっていきます。これは好きで、これは嫌いというのは自分の信念や観念によって作られていきます。ということは言語空間というのは良い・悪いの二元の世界でもあるわけですね。

でも情報というのは書き換えができるんです。

これができるようになるには、「この世界が情報空間である」という認識が必要です。

かなり前に書いた記事ですが何にフォーカスしているのかを意識できているといないとでは効きが全く変わってくるからです。ということで、信念観念というのは言語でできているので、好ましくないものは書き換えれば良いんです。

ではどんな信念観念が自分の行動に影響を与えているのか、まずはそれを発見しましょう。それには内観が役立ちます。自分の心を観るのですね。
(内観を効率よくやるにはセルフチャネリングが有効です。これは近々WSやろうと思っています。)

前回書きましたが扁桃体が刺激されていれば、恐怖と不安をベースに行動をしてしまうわけです。もし自分の行動のベースに恐怖と不安があるのだとしたら、自分の中に不要な信念・観念があるということです。それが見つかったら、そこにアプローチしていけば良いのです。


自分の中に好ましくない信念・観念を発見したら、今度は脳の前頭前野を使ってアファメーションしていく。そうすれば情報が書き変わっていきます。

こうやって自分の選択を変えていく方法があります。これは変化させているので密教的なやり方ですね。
また、自分の信念・観念を見つけて、どうしてこういう信念や観念が私の中にできたのだろうという根本の部分を観るというやり方もあります。これは瞑想的ですね。

どちらのやり方も、この世界に固定化されたものなどなく、変化し続けているからこそ使える技法です。

これらの裏にはこの世に変化しないものなどないという認識があるから効くんですけどね。

なのでどういう認識をもって世界を観るかということが私はとても大切だと思っています。

では今日はここまで。

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