欠点をどうするか問題
短所と長所ってありますよね。
この質問を面接でされるのすごく嫌だったんですよ。短所ってそれをカバーできてなければマイナスアピールになりそうだし、長所は長所でそうじゃない時もあるし、言い切りすぎると自慢っぽくなったりするのでどちらも答えるのが苦手でした。
で、カウンセリングの勉強をしていくうちに出会ったのが「リフレーム」って方法です。これはもう一度枠組みを捉え直そうっていう技法なんですね。
これを覚えておくと自分の性格で欠点だと思っている部分が本当はそうではないと気づいていけるのです。
例えば私なんかは計画性が全くないわけですよ。だから告知なんか思いついた時にやるから直前になったりするわけです。今回の萩路庵のチャネリング講座もそうですね。今だ!っと思った時に告知するので「もっと早く言ってくれれば行けたのに」とか言われてしまうわけです。
で、欠点を発見すると普通はそんな自分を変えたい!と思うわけですが、リフレーミングでは欠点を修正するのではなくて捉え直すのです。例えば、計画性がないということは思いついたらすぐやるということかも!?っと捉え直す。「計画性がない」→「すぐやる」と言い換えてしまうのです。
「だらしない」→「くつろいでいる」
「記憶力が落ちた」→「過去に囚われない」
「頑固」→「確固たる意志がある」
みたいな感じで欠点を捉え直す。別に性格が暗くても良いのです。明るくなければいけないと無理やり性格を変える必要は全くなくて、「暗い自分もOK」と受容してしまうとかなり楽になるのではないでしょうか。
人間は同じ姿勢でずっといられないように、同じことをしていると違うことをしたくなるものです。自分の性格を受け入れると、「ずっと家にいたし、そろそろ人と会おうかな」と自分の行動を選べるようになってきます。だから無理やり変える必要もないし、なかなか変えられない自分を責める必要も全くないんですね。
ただ、欠点に対しての囚われや執着が強いと捉え直しや言い換えが中々できないケースがあります。
そういう場合は例外を考えてみると効果があります。私だったら、「計画性がないと言うけど、そうでなかった場合はあるかな?」と過去を振り返るのです。そうすると「11月の対談企画は三ヶ月前から告知している!」と気づくわけですね。他にも「旅行の計画は結構ちゃんと立てるな」とか、「計画性がない」という枠組みでは一概に括れない自分に気づけばここでは上出来です。
逆に全然例外がないと言う人は、それで得していることを考えると効果があります。「計画性がないことで良かったことは何か?」これを考えてみるのです。
そうすると「思いついたらすぐやるので熱を持って行動できる」とか、「計画していないのに全てがスルスル繋がるようにうまく行った時は、まるで初めから決められてかのように思えて快感」とかね。これがより具体的なエピソードと結びつくと、あぁ、計画性がないのは、自分にとっては「情熱をもって行動」できるということなんだ!と気づいたり、計画をつくらないというのは「天にお任せしている行為」なんだとか言い換えができるようになります。
また、得していることの中には「他者」も入ってきます。「私が計画を練らないおかげで、〇〇さんの得意分野生かされている」とかそういうケースもあるでしょう。自分の計画を練らないという能力が誰かのためになっているということを理解できたら、それはもはや長所ですよね。
こんな風に欠点を捉え直しをすることでそこが長所になってもっと自分を活かしていくことができるかもしれません。
世の中的には明るくて行動的な人が良いみたいな傾向がありますけど、みんな明るくて行動的だったら人類は絶滅してるかもしれませんからね。暗くて家にいる人がいたおかげで、災害があっても助かったみたいな場合もあるわけで、みんな同じ性格だったら全員死んじゃいますからね。
それぞれの違いを活かし合っていくことがリフレームでできると思います。だから自分以外の人、友達や部下や後輩が悩んでいたらリフレームして欠点を才能に変えてしまいましょう。
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萩路庵最後のチャネリング講座
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