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国際政治学の専門家の方から翻訳を褒められて嬉しかったこと

つい先日、とても嬉しいことがありました。

私はアカデミック・ジャーナリズム「シノドス」とそのメールマガジン「αシノドス」に記事を寄稿させていただいていますが、私の拙稿を読んでいただいているある国際政治学の専門家の方から思いがけずツイッターでDMをいただき、拙訳をお褒めいただける幸運に恵まれました。

そのわずか数日前にツイッターで、東京外国語大学の小野寺拓也先生の次のようなツイートを目にしていたので、自分の翻訳をどこで誰に見ていただいて評価していただいているのかわからないことを実感する経験となりました。

しかし、これは逆に言うと、自分の翻訳をよく思われないこともあり得るリスクもあることを表わしており、今回の経験は嬉しかったのと同時に、どこで誰にどう見られているのかわからない怖さもあることを改めて感じ、身の引き締まる経験でもありました。

翻訳は、見る人が見れば、その良し悪しや誤訳の有無、その分野についてどのくらい調べ理解しているか、どのくらい知識を持っているかといったメタ情報が如実に表れるものであり、翻訳者は常にその緊張感にさらされています。今回のように翻訳を褒めていただけると、自分のやったことが評価され役に立っていることを実感することができ、ひと時の安らぎを得ることができ、それが次への励みとなります。

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