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機密情報ネットワーク「ファイブ・アイズ」に日韓仏を加えた連携枠組み発足についてシノドスに寄稿

2月10日(月)にオンライン雑誌『シノドス』に、英語圏5ヶ国の機密情報ネットワーク「ファイブ・アイズ」に、新たに日本、韓国、フランスを加えた「拡大版」の枠組みが発足したことについての記事を寄稿させていただきました。

「ファイブ・アイズ」といえば、1946年に、当時のソ連と東欧の衛星国に対する監視を主な目的として英米間で機密協定が交わされ、後にカナダ(1948年)、オーストラリア、ニュージーランド(両国とも1956年)が加わって結成された英語圏5ヶ国の機密情報共有ネットワークです。そして、2010年に英国政府通信本部(GCHQ)が創設文書の一部を公開したことで、初めて公式に機密解除となり、その存在が公に明らかとなりました。

このネットワーク結成以来、ずっとこの英語圏5ヶ国の枠組みを維持してきましたが、今回そこに日本、韓国、フランスとの連携を図るという発表が出されたことで、インテリジェンスの歴史の中で特筆すべき展開として、このニュースに注目してまとめました。

国際政治やその中で繰り広げられている諜報戦に興味のある方には、ぜひ読んでいただければと思います。記事の最後にまとめた、日本のインテリジェンス事情に関するリチャード・サミュエルズ教授(マサチューセッツ工科大学)の分析は特に読み応えがあります。

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