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軽く近況報告を

久しぶりの投稿になります。今回は軽く近況報告を書きたいと思います。

今年は1月中旬頃から新型コロナウイルスが世界的な話題の中心となり、そこからメディアの報道もほぼコロナ一色という感じで、あっという間に5月の下旬です。

そんなコロナ禍の中ですが、私は偶然の巡り合わせで、この数ヶ月の間に二冊の書籍翻訳を担当させていただける機会に恵まれました。一冊目は物理学に関する書籍の和訳で、二冊目は国際政治に関連したある分野の書籍の和訳です。

一冊目の物理学に関する書籍については、1月下旬にたまたまツイッターで科学関係の書籍翻訳者を募集しているという告知を見て、興味を持ったので応募したのがきっかけで、光栄にも和訳を担当させていただけることになりました。

この募集では、応募要件がそれまでに書籍翻訳の実績がある人だけに限定されており、私は以前もブログに書いた通り、2018年7月に出版されたロバート・マクマン著『冷戦史』(勁草書房)の和訳を担当した経験があったので、応募しました。

この物理学関連の案件では、最初に書籍の中から選んだ少量の一節を和訳するというトライアル課題が課され、幸い合格することができ、2月下旬から実際の翻訳作業を開始し、4月上旬に全体の翻訳作業を完了し、提出しました。依頼元のクライアントは、科学分野ではよく知られている会社で、本件の翻訳を担当させていただけたことを嬉しく思っています。

出版はまだ少し先で、現在、監訳を担当される物理学者の方と編集担当者による作業が進められているところです。出版された際には、またnoteに書きたいと思っています。

また、二冊目の書籍については、出版社の案件で、そもそものきかっけは、2018年の年末に私がその出版社にある海外の専門書の和訳出版を提案したことでした。年が明けて昨年、出版社の編集者の方から返事があり、提案について検討していただいた結果、トライアルで第一章を訳してほしいということになり、昨年2019年の3月に訳文を提出しました。しかし、4月に入ってから、残念ながら企画会議では了承されなかったという返事があり、一度はそこで断念せざるをえませんでした。

ところが、2019年の末から話が再び軌道に乗り始め、今年に入ってこの企画が改めて採用されることになりました。ということで、4月中旬から翻訳作業を開始し、5月下旬に全体の翻訳と推敲を完了して、提出しました。

これからのことは、監訳者候補に選ばれている方と出版社の編集者の方に委ねることになっています。コロナ禍の影響で、編集者が監訳者候補の方と実際に会って打ち合わせをすることができない状況が続いていましたが、東京の緊急事態宣言がようやく解除され、これから監訳作業のスケジュールが決まることになっています。

この書籍については、出版時期は今のところ未定ですが、出版された際には、やはりnoteに書きたいと思っています。

また、その間に、オンライン雑誌シノドスの電子メールマガジン「αシノドス」にも、「歴史のアナロジーから学ぶ――1920年代と2020年代との類似点・共通点」、「コロナウイルスでグローバリゼーションは終焉を迎えるか?」という記事を寄稿し、海外メディアの報道や研究機関の論考の要点をまとめて紹介しました。

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