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あっ!すぐに分かったよ!

今年、自治会の班長の役が廻ってきた。
1ヶ月に2回くらい回覧板を回したり、各戸に配りものをしたりする。

先日も、朝のうちにと思って配りものをしに出かけ、登校していく中学生をたくさん見かけた。そんな中に家の孫がいた。
同じ制服で同じような髪型なのに、直ぐに、あっあの子だ!と分かった。

この春、中学校の運動会が行われた。
入学して初めての運動会、息子夫婦と3人で見に行った。
以前と違って、運動会なのに音楽もかからなくて、種目も少なくて、応援合戦もなくて静かなものであった。
今はこんなふうなのねと、それも新鮮に思った。

その時私は、白内障の手術前で見にくかったこともあって、遠くにいる孫の姿は、分からなかった。
息子夫婦は直ぐに分かったようで手を振ったら、孫も手をふりかえしたそうだ。
私は、自分の大好きな孫の姿を見つけられなくて、一人だけのけ者にされてようで寂しいな、と思って話を聞いていた。

昔、何の話のときだっただろうか。どんな混雑しているところでも、家族の姿は直ぐに見つけられるよなぁと主人が話したことがあった。
先日、孫の登校姿が直ぐに分かったとき、その主人の言葉が思い出され、
あっ、私直ぐに分かったよ!
あぁ、一緒に暮らすってこういうことか!
身近に住む大事な人を、瞬時に見分けられるようになったんだな~と、嬉しくなった。

小学生の下の孫たちは、私服なので見つけやすい。
だけと、見つけても声をかけてはいけないという。
カッコ悪いんだそう。
私も、私の友達も、最初の頃は孫たちを見つけると嬉しくて、わざわざ車の窓をあけて、声をかけたけど、それを知ってからは、声をかけるのを我慢をしている。
授業参観でも、知らん顔をしてないとダメって。
孫たちと一緒に暮らし始めて、小学校の授業参観も行ってみた。
お嫁さん(ちぃちゃん)から、分からないから一緒に行って欲しいと言われ、久しぶりに小学校の中へ入ってみた。
先生方が皆、とても若くて驚いた。
職員室の廊下には、代々の卒業生のクラス写真が貼られていて、息子たちの写真を見つけて、ちぃちゃんと一緒に見てきた。
中学校も行って、懐かしい思いをしたり、そのことで食事の時に皆と話ができたりして、少しずつ会話が広がってきたかな。
こうして息子家族と一緒に暮らすことに慣れてきて、これからもこんな感じで暮らしていくんだろうな。
友達と歩いていく孫の姿を見ながらそんなことを思ったことだった。

それにしても、ちぃちゃんは、義母である私に、一緒に授業参観に行って欲しいと言ってくれて、
私の方が、一緒に行っていいの?と思ってしまうくらい。
彼女のおおらかな性格に、敵わないなぁと思うことがしばしばある。
ありがたいことです。

読んで頂いてありがとうございました!









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