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スペイン巡礼の旅⑧ 2018.5.27
プエンテ・ラ・レイナ〜エステーリャ 22km
7時 アルベルゲを出発。
昨日の通った橋は、王妃の橋と言うのだと、あとになって知った。
橋を見て、麦畑の中の道に入る。
真っ赤なポピーが麦畑の中にもたくさん咲いている。
収穫の時に、ポピーの小さな種は振り落とされるから、麦と一緒に育っても良いのかな?
赤いポピーは、とてもよく見かけた。本当にきれい。
丘の上に教会の塔がある町が見えてきた。
道はこの街の中を通り抜けていく。結構 急な坂道。
街を越えたところ、古代ローマ時代の石畳の道と、アーチ橋が残っている。
国道かな、大きな道路にかかる赤い橋を渡り、その国道に沿うように巡礼の道は続いている。
故郷の山とその下に広がる景色に、よく似た所もあって、懐かしい思いがした。
これがその場所。
通り過ぎる集楽の教会に、たくさんの人が集まっているのを見て、今日は日曜日なんだ!と気づいた。
こんな建物の中を通り抜けたり
花が、きれいな路を通ったり。
今日の泊まる予定の町、エステーリャに入った。
今日の宿は、3階建ての大きなアルベルゲ。ここ何日か同じバルで休んだり、道で見かけたり、見知った人達の姿もあった。
いつものように、シャワー、洗濯。
3人で、宿の前のバルに行く。
ホッとして飲む生ビールは、最高! 浮き浮きして、
「カーニャ、グランデ、トレス!」(生ビール、大、3つ!)
お金を払おうとすると、お店の人がゼスチャーで、あの人から貰いましたよ!と。
見ると、男の人が、ニコニコとして私達を見ていた。
私、ビールサーバーの前で、余程、嬉しそうな顔をしていたのかな?
同じ酒呑みの匂いがしたのかな?
ありがとうございます!と、乾杯して、ありがたくご馳走になった。
夕食はキッチンがあるからと、ここで食べようとTさんの提案で、レンチンのパック料理と、スープ、サラミ、ハム、チーズ、ワインにした。
他の人達もキッチンで作ったり、食べたり、飲んだりしていて、和やかな雰囲気。
みんな、いろいろな国から、いろいろな人が集まっている。
それぞれ、歩く目的を持って、歩いているんだろうな。
明日も元気で歩くぞ!
✤ 昨日の日付の絵が出てきた。
おばあさんの後ろ姿が印象的で、思わず撮った写真を絵にしてみたもの。
木の枝とか、失敗して、消そうとしているけど、自分では思い出がある。
この人の後ろ姿が、印象的だったから。
もしかしたら、牛を見ながら、亡くなった連れ合いのことを思っているのかな、などと想像されたから。
全然、違うかもしれないけどね。
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