スペイン巡礼の旅 ㉜ 2018.6.20

ベガ•デ•バルカルセ 〜 オ•セブレイロ　12.1km ( 合計 620.63km )

今日は、歩く距離は少ない。なぜなら、次の日からのことを考えると、ここで泊まるのが良いだろうという考え。

宿を出てあるき始めると、高速道路が見えた。

そして、スロベニアの友人とバッタリ。
爽やかな朝、お互いに元気だね！
彼らが泊まった宿は、清潔で、料理も美味しくて、貸し切り状態で、とっても良かったよ！と。
よかったね～！ラッキーだったね〜！

今日は、オ•セブロイロという峠の村まで歩く予定。
峠と言うからには、ずっと登り道だなと、覚悟する。

大きな車道から脇道に入る。
小さな村の家では、鶏が放し飼いにされているのだろうか。生まれたばかりの雛たちと親鶏が、道路脇で賑やかに草を突付いていたり、馬が繋がれていたり、のどかな雰囲気。

車道から山道に別れる。
友人は、ここで後ろから来た車に気を取られて、指標を見落としたんだって！
後ろから来た人に声をかけられて引き返したそう。
親切な人がいて良かった！

気持ちの良い山道。

気持ちが落ち着く。日本でも、こんな道を歩いたなぁと懐かしい感じ。

このバルで休憩。

表はこんなふう。

休んだし、さぁ歩こうかなと歩きだしたら、違うバルでスロベニアの友人達が休んでいた。
呼び止められておしゃべりをしていると、さっき同じバルで休んでいた女性も、知り合いと出会ったようで、同じように足を止めていた。
友人は別の所で休んだのかな、先に歩いて行った。

道路脇にあった自販機。
日本では考えられない！
ここに住む人が日本に来たら、信じられないだろうね！

休んだ集落から先は、高い木の下を歩く道から、こんな道に変わる。

花を見ながら

ここで初めて見た花。

本当に気持ちがいい！！
私は結構、暑さには強いのかもしれない。
友人は、日陰がなくて辛いと思っているのだろうな。

オ •セブレイロに近づいたのかな、石垣沿いの道になった

ここで見た花

やっと着いた。古い建物の裏手に出たようだ。

ぐるっとまわると広場があった。
広場にはお土産を売るお店やホテルがあって、観光バスや、車で来た人達で賑やかだった。

巡礼路で一番古い教会、サンタ•マリア•ラ•レアル教会。

今日のアルベルゲの建物。大きい。

先に着いていた友人が、宿の受付の順番待ちをしていてくれて、次のブラジルの人に、同じグループだからとお願いして、前に入れてもらった。
友人は、１番だったのに、ちょっとしたすきに１番を取られていたと！
後から次々と着いた若い人たちは、すぐに打ち解けて、地面に座って楽しそうに、賑やかに喋っていた。
若いって良いなぁ〜〜。

１時からの受付なのに、係の人が来ない。

やっと来て受付が始まったと思ったら、１番の老人が昨日ここに泊まったけど、今日体調が悪くて動けなかった、もう一泊したいと言い、係の人は連泊はできない決まりだから他で泊まるようにと言う。
お金がそんなにないからここに泊まりたいと返し、その繰り返しでついに係の人が折れ、ここに泊まれることになって、やっと私達の受付が始まった。

部屋は、普通のベットが並んだ広々とした部屋。
ところが、シャワー室は、今までの中で最悪！
男女別に別れていたからまだ良いものの、洗濯槽などがある通路の左手の一角に、左右に３つのシャワーが並んでいるだけで、ドアもカーテンも、脱いだものを入れる袋を掛けるフックも、何にもない！
はあっ？って感じ。

先にシャワーに行った友人がプリプと怒って帰ってきたわけが分かった。
友人は体を拭いただけで、帰ってきたと。
私は、フーン、どうしようと一瞬迷ったが、
まぁいっか！と離れた所で服を脱ぎ、シャワーを浴びていた。
後から来た女性も一瞬戸惑ったようだったけど、私を見て心を決めたようで、裸になった。
お互いに気まずさを隠すように、洗いながらちょっとおしゃべりをした。
日本にも来たことがあると言っていた。

それから、お昼を食べに出かけた。
ビール、トルティーヤは厚くて食べごたえがあった。
女将さんがチキンのトロトロと煮たのをサービスしてくださって、ありがたく頂戴して、大満足。
帰りにスーパーで買い物。

このアルベルゲは、広々としたキッチンはあるけど、火も道具も無くて使えない。
スーパーの品揃いも少ないので、食材を調達するのが難しいからなのか、村の経済のためなのか。

夜は3人で食べに出かけた。
デザートで食べたチーズがフワフワで、はちみつがかかっていて、とってもおいしくて！
普段、あまりデザートを食べないのだけど、ペロッと食べた。機会があったら、もう一度食べたい！

そうそう、このレストランには、一緒にシャワーを浴びた女性が、オシャレな格好で一人で座っていた。
外国の人が、夜、ちょっとおしゃれに装うのを見ると、いいなぁと思うけど、私達といえば、余分な物は持たず、少ない服を毎日洗っては着てを、繰り返している。
こんな旅でも、特別なティシャツ一枚あれば良かったなと、時々思うことがあった。

今日も、無事に過ごせました。
おやすみなさい。