スペイン巡礼の旅 ㊳ 2018.6.26
メリデ 〜 サルセダ 25.3km ( 合計749.02km )
今日も倉庫があるね。
奥がバルになっている。
街の中の小さな教会とお隣さん。お花がきれいだった。
山の中の道、川のそばで馬で巡礼をしている人が休んでいた。
馬で巡礼をする人は、初めて会ったけど、カメラを向けるにはためらわれる雰囲気で、写真は撮らなかった。
分かりやすい標識
前を行くNさん
一緒に歩いているのを見た人たちが、私が一人で歩いているのを見ると、ハズバンドはどうしたの?と聞いてくることがあった。
何も話さないで二人で黙々と歩いていると、長年連れ添って、特に話すことが無くなった夫婦に見えたのかな?
Nさんとの出会いは、前にも書いたことがあるけれど、全くの偶然で。
ひょんなことから一緒に歩くようになったのだれど、Nさんのお人柄のおかげと、巡礼路の持つ雰囲気とで、ほとんどの日を、夜ご飯を一緒に食べて、同じ部屋で寝ても、一度も気詰まりに感じたことはなかった。
キッチンがあるアルベルゲでは、Nさんがシェフで、友人が助手で、美味しいパスタを作って下さっていた。
そんなNさんが時々、“あぁ、ぬか漬けのキュウリが食べたいなぁー!” と、言っていたのを思い出す。
家庭菜園に、出かけてくる前にキュウリやナスの苗を植えてきたこと。
息子のお嫁さんにその家庭菜園の手入れを頼んできたこと。
テニスと山登りが趣味で、身体を動かしていることが多いこと、などなどを、ちょこちょこと聞いていた。
そんなNさんとの旅ももう少しで終わるのか。
複雑な思いがよぎる。
トウモロコシ畑が増えてきた。
月見草かな、でも、花が大きい。
このバルでNさんと一緒に休憩。
オレンジジュースがおいしかった!
どこで飲んでも、いつ飲んでも、搾りたてのオレンジジュースはおいしくて、飲んだあとは身体がスッキリした。
この植物をよく見るようになったけど、なんだろうか?
アルスーアの町に入る。
オシャレな花の飾り方!
どんな人が、手入れをしているのかな?
今日は、こんなふうに家がたくさん見える景色が増えてきた。
犬を2頭連れた巡礼者。
犬もちゃんとホタテ貝を付けて、自分の荷物を背負って、一人前の巡礼者です!
ユーカリの木が、きれいに植えられていました。
ユーカリの木が多くなってきたように思えます。
ここのバルの飾り、みんなワインの瓶です!!
スゴイですよね!!
昨日、これと同じ形の赤い花を見ました。
きれいな色です。
ジキタリスかなぁ?
これは、今までもよく見た花です。
この花も、前に出会ってます。
白いツユクサ。
雨に濡れて、もう少ししたら透き通って見えるようになるかな。
のいばらかな?
今夜の宿のあるサルセダに着きました。
今、思い出してみると、 この2、3日は何となく落ち込むばかりで、道の印象は、薄かったように思えます。
早く着いた友人が、アルベルゲの手続をしてくれてました。
三人部屋です。
宿の主人のご自慢のシャワー!
いろいろな所から、圧の違うシャワーが出て、マッサージ効果があるらしいけど、せっかくですが、ややこしくて、普通に浴びました。
とても、気持ちがあたたかいオーナーでした
宿の近くには、2軒のバルがあるけれど、先に着いた友人によると、こちらの方がおいしいと言う、バルに行きました。
で、私達女性が生ビール大2つ、Nさんが、中1つと注文したら、
とんでもなく小さいグラスがテーブルの上に!
ドン、ドン、コトッ!!!
Nさんは、このときケータイを見ていて、まだ気づいてなくて。
友人と私は、大笑い!!
ご主人は、男の人が中なんて!とジョークでこの小さいのを持ってきたらしい。
あまりに愉快なので、ご主人に、小さいグラスを持っているところを、写真撮らせてくださいと頼んだら、
わざわざこの帽子を被って、杖まで持ってきて、ポーズを決めてくれた!
忘れられないこのバルのご主人のこと、私も、描いてみました。
雰囲気は伝わりますか?
だいぶ、あとで、テレビの旅番組で知ったのだけど、このベレー帽の被り方、色など、地域によって違い、それには意味があるそうなのです。
その時に もし聞いていたとしても、理解しきれなかったとおもいますが。
食事もおいしかった!
一皿の量が多いから、3人で分けて食べた方がいいと、ご主人のお勧めで、そのようにさせて頂きました。
本当に親切で、楽しい人でした!
お腹もいっぱい、満足、満足。で、バルの窓から外を見ると、沢山の人が歩いている。
みんな、目的を目指して歩いている。
さっきまでの私達の姿。
あともう少しで、サンティアゴにつく予定です。
明日はどんな日になるのかな。
おやすみなさい。
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