見出し画像

虫が苦手な人にはごめんなさい!

庭のパセリから種を取ろうと、花が咲いたパセリをそのままにしておいた。
いつの間にかそのパセリの花、種になりかけている所が無くなっている。よく見ると、アゲハ蝶の幼虫がいてその種になりかけているのをおいしそうに食べている。
アゲハ蝶の幼虫は、柚子や山椒の木について葉っぱをみんな食べてしまうので本当に嫌い。
でも、ふと怖いもの見たさ、のような気持ちになって、その幼虫を見てみたら、可愛くはないけど真剣に食べてる様子がいじらしく思えて写真に撮っておいた。
これが7月27日。

画像1

この日の夕方見ると、幼虫はもういなかった。このパセリの枝に蛹が付いているのは見たことがなかったし、山椒の木でもどこでも、蛹になっているのは見たことがない。
幼虫はどこへ行って蛹になるんだろうと思っていた。
そして、30日にナスを採ったあと整枝をしていると、蝶の蛹が付いていた!
蝶になる瞬間を見たいなぁ、見れるかなと思って、そのナスの枝を切ってきて、目につくところに置いた。

毎日見ていたけど、そんなに可愛いものではなくて、どちらかというとちょっと気持ち悪いかな~。これは7月30日。

画像2

毎日見ていたけど、ジッとそのままで動かない。死んじゃったのかな、かわいそうなことをしちゃったかな、という思いがわいてきた。
ところが、8月6日、7日と蛹がピクリ、ピクリと何回か動いた。元気なんだと嬉しかった。
7日の午後から、蛹の色が下の方からグレーっぽく変わっていった。
明日の朝いよいよ羽化するのかな、見たいなぁと、早起きしようと思って寝た。
それなのに、夜、目が冴えてなかなか眠れなくて、やっと寝て起きたら5時半!
慌てて見に行ったら、もう蝶になって羽をはたはたしていた。残念!
もう逃してやるしかない。
手の甲に乗せて庭に出るとふわっと飛びたって行ってしまった。あっけないこと。
殻になった蛹の下の方に水が少し溜まっていました。

画像3

息子達に写真を見せると、昔は虫も平気だったけど、今はちょっと…苦手になってしまったという。
おかぁ、よくやるわ!だって。
ただ蝶になって出てくるところを見たかっただけなんだけど。
また、機会があったら今度は是非、蛹から出てくるその瞬間を見たいと思う。

胡蝶蘭の花が咲くのを半日見ていたり、メダカの卵の中でキョロキョロと動く目を見て、生まれる瞬間を見たくてジッと見ていたり、つまらないことに興味があります。

今年の夏の思い出の一つです。
久しぶりに絵を描いてみました。

画像4

読んで頂いてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?