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スペイン巡礼の旅⑬ 2018.6.1

写真を見たり、旅の記憶を思い出しながら、ここまで書いてきた。
でも、約40日の旅の、まだ、約4分の1。
もう、と思えばいいのかなぁ。
どこにも行けない今、こんなふうに思い出を辿るには、いい機会かもしれないな、とおもいながら、今日も書こうか。

アソフラ 〜 グラニョン 22.84km  (合計 221.41km)  

宿を出発して、いつものような麦畑の丘を越えて行く。
シルエニアという町に入る。
リゾート開発で作られたというニュータウンだそうだが、巡礼の人以外、人の姿もなく、空き家、セールの看板の家がたくさん見られた。
寂しい町だった。

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また、丘を歩く。

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町が見えてきた。

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今日は、矢車草のような、この紫の花が見られるようになってきた。

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サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダと言う町。ドミンゴという聖人の偉業をとる称えて町の名前がつけられたとか。
パラドール (  歴史的建造物を改装した国営ホテル )が、この町には2軒あるそうで、そのうちの一軒が、ここ。
中に入って、重厚な造りを見て、満足。

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❋ 朝ごはん昼ごはん

今、こうして思い出してみると、朝と昼に何を食べたのか?
思い出のあるものを除いては、あまり覚えていない。不思議。
バルで休憩するときは、カフェ、コン、レチェ(カフェ、オ、レ)と、
トルティージャ(スペインオムレツ)か、
ボカディージョ(スペインふうサンドイッチ)
たまに、チョコラテ、コン、チュロス(チュロスとチョコレートドリンク)が多かったかな。
口が寂しくなると、飴を舐めていた。
生のオレンジジュースは、おいしかった!

このベンチで休憩。

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今日の宿の町、グラニョン

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ここでは、ドネーティボの( 宿泊料金は、自分の気持ちで寄付をする )宿に泊まった。
夕食を待っていると、外に出てと言われ、みんなで外に出ると、賑やかな歌声がする。
近くに泊まっている人達が集まっていた。
たくさん泊まっている国の人から順番に国の歌を歌っている。
聞いたことのある曲もあった。
ジャパン!と言われ、3人で「上を向いて歩こう」を歌って、拍手を貰った。
その後、選ばれた人達が、派手なカツラを被されて、神様からの食事を宿に運んで行った。
Tさんも黒いカツラを被ってパンの袋を持っている。

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豆のスープ、キャベツとトマトのサラダ、ベークドポテト、マカロニ。

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屋根裏部屋のような立って歩けない所や、ちょっとした空間にも、ベッドが置いてあったけど、暖かい感じの宿だった。

ここで、スロベニアの奥さんが、足に豆ができていて、大変そうなので、私の持っているテープ、塗り薬と、抗生剤をあげた。

時々、出会って挨拶をする南アフリカから来た女性も、今日は足の豆が酷くて、歩くのも大変そうだった。
明日は、大丈夫かなと心配。
私の足は、豆ができそうになるけど、悪くならないように薬を塗ったり、手入れをして豆には成長しなかった。
そのうちに手入れをしなくても、大丈夫になっていった。

大勢でご飯を食べて、おりゃベリして楽しい夜だった。おやすみなさい。



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