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スペイン巡礼の旅 ㉟ 2018.6.23

サリア 〜 ポルトマリン 22.75km (合計683.44km)

今朝は、明るくなってから出発。
両側に家が並ぶ坂道をずっと登って行く。登りきった辺りから家が少なくなって、下っていくと、線路沿いに出た。 
ここで標識が分からなくて、線路を渡るか線路沿いに行くか迷った。こんな時に限って、人の姿はない。
ここまでは、友人と一緒だったので、二人でなら迷ってもいいか!と言い合って、線路を渡った。
でも、その道は正解だったようで、後は順調。

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サリアから、サンティアゴまでは約114km。
巡礼証明書が欲しい人は、100km以上を歩かないと貰えないそうで、サリアから歩く人が多いのだそう。
クレデンシャルという日本の御朱印帳のような物に、泊まった所や、休んだバルでスタンプを押してもらい、それが証明になる。

前から歩いている大きな荷物を背負った人もいれば、

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軽装で歩く人が増えてきて、今までとは道の雰囲気がガラッと変わった。

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霧の中を歩くのは、絵本の中のようで楽しい。

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サリアを出て、最初の集落に着く。

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川沿いのこの道も印象深い。
言葉を交わしながら、追い越したり、追い越されたり。
この川の道を通り越した辺りのバルで休んだ。

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一度太い木を切ったあと、そこから枝がたくさん伸びている。
何かに使ったのかな?
何か意味があるのかな?

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ここは、普通の道

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この集落を通り過ぎる。

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八重の芥子のような花。大きくて、ゴージャス!
話はちょっと変わるが、この写真の下の方が黒くなっているのだけど、今まで撮ってきた写真がたくさん、こんなふうに黒くなって、ダメになってしまった。
何が悪いのか分からないけど、これも仕方ない。
主人を亡くした後は、怖いもの残念なものなど1つもない。

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芥子の花の反対側の建物。

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そして、遂に、後100kmのモホン(巡礼路の標識 )
みんな、写真に収めてる。
私も、このとき一緒にいたNさんと写真を撮りあった。

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中学生かな? 団体で賑やかに歩いている。

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友人の脚の状態が悪いので、歩く距離を少なくと思い、この集落のアルベルゲで泊まる予定にしていたが、アルベルゲが無くなっていた。
ここで泊まれない場合は、ポルトマリンまで行くと約束していたので、通り越して進む。
ここは、レストランだけになっていた。

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ポルトマリンまでの道。
赤い道を歩いたのだけど、川に降りていく道は、ちょっと大きな岩の間を縫うように歩く道で、歩きにくく、足に負担がかかる道だった。
あとから来る友人の足が心配だった。

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見たところは川が見え、気持ちが良い。でも、この先で右に分かれると、途端に歩きにくい岩ゴロゴロの道になった。

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そして、大きな道路に出て、橋を渡る。
対岸に見えるのがポルトマリンの町。

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橋を渡って、あの階段を登る。
写っているのはNさん。

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登りきったところから橋を振り返る。

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そして、この門を通って、車の通り道に出て、坂道を登って行く。

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坂道を登って、左に進んで、今日のアルベルゲ。

Nさんと先にアルベルゲの手続きをしてから、橋まで戻って、友人が来るのを待つ。
あの岩の道で、足を痛めてないかと心配だったし、階段もきついかなと思って。
友人が付いた時、
私が、階段が多いので、ザックを担いだ方が良いかなと思って迎えに来ましたました、と言うと、
あら、助かるわ!とザックを下ろしたのを見て、よっぽどきついんだなと改めて感じた。
普段、人に頼むことは滅多にない人だけに。

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大きく、広い場所をカーテンで仕切って部屋のようにしてあるるだけで、片方は通路になっていて、人の通りは多く、声も全部聞こえる。
途中で出会った中学生の団体と同じ宿になったので、賑やか。
でも、日頃こんな若い子たちを身近に見ることはないので、ちょっと楽しい感じ。

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ここは、女性と男性のシャワーも別れていたし、数も多かったので、たくさんの人がいたわりには楽だった。
ちょっと難しいお年頃になりかけの女の子達もも、持っている物は可愛くて、うふふと微笑ましく思える。

いつものシャワー、洗濯を済ませ、ビール!
タコがお勧めと聞いて、タコを食べた。
白身魚のフライ、サラダ。
おいしかったな!

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宿から川の景色。

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明日も、無事に歩けるかな?
不安を感じながら、
おやすみなさい。





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