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スペイン巡礼の旅 ㉞ 2018.6.22

トリアカステーラ 〜 サリア  18.37km( 合計 660.69km   )

今朝も、日の出前の出発。
集落を抜けると、道が2つに分かれる。
右は距離が3kmくらい短い。
昨日、右の道を行くことを3人で決めていた。

この通りのバルで朝ご飯を食べる。
一人でバルで食べるのもだいぶ、慣れた。
さぁ、今日はどんな1日になるのかな?ふゆ

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で、右の道に行く。
山の中の道。
特別な花には出会えてない。
花もそうたくさん咲いてはいない。

でも、どこでも、いつでも、花はその場で自分を生きている。
きれいだよ!

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小さな集落の中に寄附のお店があった。

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バルもない所を歩いて来たので、多くの人が休んでいる。

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ここで休んだ後、Nさんと会って一緒に歩いていると、村外れで一人のおばあさんがお皿にクレープを載せて振る舞ってくれた。(ように思った)
私もNさんも、寄附のお店の後なので、何となく  “おもてなし? ”  みたいに思って頂いてしまった。
とたん、おばあさんは、" 1ユーロ" と手を出してきた。
はあっ? やられた!
Nさんは、語気を強く抵抗していたが、食べてしまったのでぶがわるい。
気がいい私達、世間知らずな私達、ショックだったな。
未だに、あのおばあさんの顔、あの雰囲気を覚えている。 
みんな、生きるために必死だね!
思い込みはダメだね!
二人とも、しばらく憮然として歩いていた。

今日は、石畳や舗装の道でなく、こんな道が多くて、嬉しい。

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そして、途中のこんな村も通り過ぎて。

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霧が多くなったり。

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また、次の集落を過ぎ、

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そして、セリア、今日の町の標識が見えた。

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川を渡ってセリアの町に入っていく。

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この川の流れが印象的だった。

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そして、標識通りに進んで、この階段の道を登って行った所の、教会の近くに今日の、宿があるはず。
あの教会かな?
それにしても、馬は登ってはいけませんよの標識とは。
それだけ馬で移動する人がいるってことでしょうか?

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階段を登りきって。

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教会の近く。

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この辺りに、今夜決めていたアルベルゲがあるはず。
でも、見つからなくて。

仕方なくまた、階段の所に戻って、Nさんと二人で相談して、感じの良さそうなこの左側の赤い壁のアルベルゲに決めた。

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2階にキッチンがあって、私達の部屋は、この手前の部屋。
二段ベッドが2つの部屋。

荷物を置いて、窓から外を眺めながら、友人が来るのを待っていた。
オーイ!ここだよ! 友人を見つけ手を振ってから、下に迎えに行く。
階段を見て、絶望的な気分になったので、ここで良かった!と、友人は今日も脚が辛そう。

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天気が良くて、洗濯物もすぐ乾く。

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いつものシャワー、洗濯を終え、ビールを飲みに出かける。

友人は、今日も膝が痛くて遠くまで歩きたくないということだったが、それでも、なかなかお店が見つからなくて、まぁ歩いてやっと見つかったこの店で休むことにした。

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脚が痛い友人を残して、ATMを探したが、見つからない。
ATMを探しながら川沿いの道に、こんな絵が。
それにしても、昨日よりもいっそう友人の膝の具合が悪くなっているのが心配。

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宿に帰ってNさんと話して、今夜の食事は自炊にして、足が痛い友人を残して、二人でスーパーに買い物に行き、またまた、Nさんのパスタ、サラダ、ワインに決定。
スーパーの近くで、ATMも見つかり、Nさんに側についていてもらい、お金をおろして、一安心。
友人と二人の共同財布を私が持っている。
毎日の宿や、ビールは細かいお金で払うので、現金は絶対に必要。
クレジットカードを使うことはめったにない。
だから、現金が少なくなって心配だったのだ。

Nさんのパスタは、私達カミーノ家族の家庭料理のようで、3人で食べていると、ホッとしてくつろいだ気分になれた。

夜、暑くて窓を開けて寝ていると、突然、花火がドーン!ドーン! お祭りかな?
それからは、大音響の音楽が延々と続いて、それが終わったと思ったら、今度は歌が流れ続けて、それが朝、5時頃まで続いた。
信じられないくらいパワフル!

この広場で、準備していたのは見たけどね!

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それにしても、一晩中とは!

そんなことが起こるとは知るはずが無い寝る前は、とりあえず、
おやすみなさい!だった。



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