シャドウレイダーズの立ち回り考察をたくさんする その6:フェリックス編
株式会社コザイク様から発売されているボードゲーム「シャドウレイダーズ」のキャラクター別立ち回り考察をしていきます。
第6弾はフェリックスです。
基本情報
スペック
陣営:レイダー
体力:12
勝利条件:シャドウが全員脱落する。
特殊能力:あなたの手番の初めに使用する。他のプレイヤー1人を選び6面ダイスを振る。そのプレイヤーに出目と同数のダメージを与える。(ゲーム中1回のみ)
勝利を目指すには
強力な能力を持つが、その使用回数は1回と限定されており運も絡むレイダー。ダメージソースとして優秀なその能力は勘違いすることなく必ずシャドウに使用したく、そのためにしっかり「私はシャドウです」というような情報を集めたり、周りが正体を公開し始めるくらいまで生存したいところである。
レイダーの中では攻撃的な能力を持つのでアタッカーとして最後まで活躍したいところだが、情報を集めるには能力が嚙み合っておらず、最後まで生存するには体力がやや心許ないアンバランスさも存在している。情報を集めるにしても結局は生存が前提になるので、ゲームが大きく動くまでは消極的に動いてもいいかもしれない。
基本的な立ち回り
どのレイダー・シャドウにも共通して言えることだが、ゲーム序盤は情報収集を精力的に行いつつ体力を大事にして後半まで生存して、敵味方がわかったり装備が充実したら能力を使いつつ敵陣営を倒しに行きたい。
このキャラクターもそうではあるのだが、特に情報収集に関しては「シャドウです」という回答、すなわち「シャドウだね」という問いにイエス、もしくは「レイダーかシチズンだね」という問いにノーと回答してもらうことがとても重要となる。
理由としては要は能力が強烈にダメージを与えるものであり、1回しか使用できないという特性から失敗したくないからである。正体を公開しているシャドウに能力を使用するのであれば間違いはないが、そうでない場合は「シャドウです」と回答を実際にもらったプレイヤーに使用したい。よって自分から積極的に推理カードを使用したい。
しかし白のカード・黒のカードも優先度が低いかというとそんなことはない。
白のカードに関して言えば、プレイヤーの陣営情報が手に入らなくてもしっかりゲーム後半まで生存していれば周りは能力を使用するために勝手に正体を公開してくれることが多いので生存の方も重要と考えられ、白のカードを引くことは嚙み合っていると言える。
能力を使用したあとはフェリックスは体力標準の無能力レイダーになってしまうので、その後も戦い続ける戦闘力がほしいので攻撃力を確保できる黒のカードも引いていきたい。
ということでどのカードを引きに行くことも重要ではあるとこのキャラクターには言えるが、言い換えるとバランスよくどのカードも引くようにしていれば言い訳で、そこに偏りを生んでもプレイヤーの個性と言えるだろう。
結局のところ、このキャラクターはバランスよくカードを引きながら能力使用のタイミングを虎視眈々と狙うのがベターと考えられ、特別さのない普通なプレイングが求められる作品の中で最もスタンダードな存在と言えると私は結論を出した。
集めたい装備
正直なところ特にないが、強いて挙げるなら能力使用ターンに神秘のコンパス・死神のスコープ(拡張使用時)を持っているとよい。
理由はフェリックスは能力を使用したら続けてそのターン中に追い打ちをかけたいキャラクターだと思っているので、能力を使用→ダイスを振っての移動→マップの処理→攻撃、とダメージを与える動きを畳みかけられる確率を高くできる方がいいと考えているからである。
とは言っても前述したようにスタンダードなキャラクターなので、どの装備もそれなり程度には相性はいい。神秘のコンパスにおいても一応推奨に挙げたがどのキャラクターにとっても優秀な装備なので本当に何を集めてもいいだろう。
能力の使用タイミング
一言で言うと、そのターンのうちにシャドウの誰かにダメージをたくさん叩き込むことができそうなタイミングが理想である。
例えば上記の画像のような、狙いを定めた相手がブラックミスト地区のような出やすい出目の位置にいれば攻撃可能な位置にいて、自分がダイスによる攻撃ができない位置に移動しても市庁舎や地下通路であれば追い打ちがかけられそうなときはかなり理想に近い。
拡張セットを使用している場合追い打ちをかけられる可能性はさらにパターンが増え、オリバーの隠れ家に行ったとしても誰かから死神のスコープを奪えば攻撃できる可能性を考慮できるかもしれないし、シンプルに女王陛下の飛行船にいるときに能力を行使、続けて追い打ちをできる位置に着地してもいい。
ただし前提として能力を使用する相手に対して確実にもしくは高い確率の感覚で「シャドウだ」と思えることがほしいし、さらに前提として自分が能力を使用することなく脱落しそうならやむなく使用してもいい。自分の正体がどの程度周りに透けているかの状態にもよるが、おおよそどこまでダメージを受けていたら能力を使用するか予め考えておくとよいだろう。
まとめ
・「こいつは100%シャドウだ」という確信はけっこうほしい
・かなり普通寄りなキャラクターなのでどうプレイしてもいい
・能力は一回きりなのでその後のことも考えた情報・装備集めを
・能力を使用するならそのターンのうちに追い打ちしたい
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