シャドウレイダーズの立ち回り考察をたくさんする　その20：ワルプルギス編

株式会社コザイク様から発売されているボードゲーム「シャドウレイダーズ」のキャラクター別立ち回り考察をしていきます。
第20弾はワルプルギスです。

基本情報

スペック

陣営：シャドウ
体力：14
勝利条件：レイダーが全員脱落する。またはシチズンが3人脱落する。
特殊能力：あなたが攻撃を行う前に、エリアボード上にある任意のプレイヤー1人とあなたのコマの位置を交換することができる。

勝利を目指すには

このゲームは割りとダイスによる攻撃機会が少ないのだが、能力によりその機会を劇的に増やすことができるのでダメージをどんどん稼ぐことができる。能力の使用は複数回可能・体力もゲーム内最大と正直なところ長所ずくめのキャラクターなのでスペックの高さを押し付けていこう。

基本的な立ち回り

体力が最大の14かつ能力も強力なシャドウなのでセオリーに忠実に動いていいと考えられる。
序盤にブラックミスト地区に行くことができれば安定択の推理カードを引いて、推理カードを引ければ可能なら攻撃レンジにいるプレイヤーに渡して、攻撃レンジにレイダーと思しきプレイヤーがいるなら攻撃する。レイダーに対して先手を取ることができればなお良し。
そもそもレイダーよりシャドウの方が体力や能力の強さなどで優れているポイントが多いので、普通なゲーム展開になればずるずると有利を広げることができると思われる。

推理カードを引く必要性が薄くなってきたら白のカードよりは黒のカードを引くことを意識することを勧める。理由は、詳しくは後述するが装備は黒のカードのものを多く集めたいこと・キャラクターの体力が高いので多少のダメージを受けるリスクが比較的痛くはないことにある。ダイスによる攻撃のダメージをしっかり稼げるように装備を集めて、後半の殴り合いを制しよう。

このキャラクターに限らず「W」のシャドウに言えることだが留意するポイントとして、配られるキャラクターカードのアルファベットにダブりが出ないルールを採用している場合、自分の仲間は自分より体力が低いことが挙げられる。もし相方が「U」のシャドウであるなら、特にウルリッヒなら気を遣いたい。
こちらも後述するが自分の能力でダイスによる攻撃を受けるリスクを自他共に多少操作できるので、体力の高さを活かしてタンク役を担ってもいいだろう。

集めたい装備

能力を使用すればダイスによる攻撃の機会を増やすことができるので、集めたい装備は攻撃のダメージが増加する黒のカードに集中する。
もちろんクロスボウガンなどのダメージ+1の装備も嬉しいが、1番は攻撃失敗が基本的になくなる妖刀マサムネがほしい。
妖刀マサムネの効果で見方を攻撃してしまいそうな場面でも、能力の使用によりエリアボード上の位置を操作してしっかり敵対プレイヤーへの攻撃にすることができるため、これを持つことのリスクが他のキャラクターより低いからである。

他の装備に関して触れるとしたら、
ガトリング：能力の使用により見方を巻き込まず的確にレイダーを狙えるかもしれないが、そんな機会は少なそうなのでやはり優先度は低め
死神のスコープ：シナジーは強いが能力があればそれなりに攻撃機会は多いので持つことの旨味も他のキャラクターよりはやや低い
神秘のコンパス：死神のスコープ同様、持っていなくても攻撃機会に関して言えば十分多いので意識して欲しいほどではない

能力の使用タイミング

全体的に陣営が透けてきているなら早めに公開して能力を使用したい。

①レイダーや敵対しているシチズンを攻撃できるとき
②自分や味方を攻撃されにくい位置に配置できるとき
③レイダーや敵対しているシチズンが攻撃されやすい位置に配置できるとき

それぞれ①～③をどれだけ満たせるかを意識しながら能力を使用するとゲームを有利に進められるだろう。

詳しく記述すると、
①レイダーや敵対しているシチズンを攻撃できるとき

こちらはシンプルに自分が攻撃できないときに能力を使用するケースである。

②自分や味方を攻撃されにくい位置に配置できるとき

これに関してはエリアボードの配置にもよるが、自分や味方が市庁舎やオリバーの隠れ家に配置することができるなら、確率的に出にくいこちらのマスに配置しつつ攻撃を狙うといいだろう。

もしダメージを多めに受けている味方が女王陛下の飛行船にいて、自分が体力が多く残っていてかつ強力な装備もあるというのであれば、自分が女王陛下の飛行船へ行ってもいいケースもある。
※ただしプレイヤーの順番が自分→味方シャドウになっているような場合はほぼ無意味なので注意。

③レイダーや敵対しているシチズンが攻撃されやすい位置に配置できるとき

自分がブラックミスト地区にいるなら、このマスは比較的行ける確率が高いので能力を使用して自分は安全寄りのマスへ移動しつつ後続のシャドウが攻撃できる確率を上げるのも有効と言える。
※②の注意同様、ブラックミスト地区に移動させたプレイヤーが自分の後即行動してしまうと旨味が薄れることに注意。

まとめ

・どんどんダイスで攻撃しよう
・体力も能力も高水準なのでセオリー通りに戦ってスペック差を押し付けよう
・ダイスの攻撃機会が多いので黒の装備カードを集めたい
・能力は攻めと守りの両視点から使用すると有効