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ゆるかった2023年。

今年はゆるい年でした。良いのか悪いのか分かりませんが、とにかく緩さを感じた年でした。たぶん、5月ぐらいに本格的にコロナ禍が終わり、脱力したのかも知れません。「まだコロナは終わってないぞ!」とおっしゃる方もいると思いますが、「人類を危機に陥れた」コロナは終わりました。インフルエンザのような風邪の酷いやつのひとつになったんでしょう。「コロナは風邪じゃないぞ!」とおっしゃる方もいると思いますが、もう世界中の人々が風邪として新型コロナと付き合い始めています。私はコロナはただの風邪とは思ってないので、今年7回目のワクチンを打ちましたけどね。そんなこと書くと「ワクチン真理教の信者だ!」とおっしゃる方もいるかも知れませんが、どっちにしても他人のことはそんなに構わなくていいんですよ。自分の判断で自由に生きることが出来るこの社会は素晴らしいんですから。

ゆるく感じる年って核が無いんですよね。大きな仕事をするとか、目立つ仕事をするとか、映画を撮るとか、子供が生まれるとか、そういう大きな出来事が無い年でした。

コロナ禍が終わったのをいいことに、ニューヨークとソウルとバリ島に行けました。完全に終わっていたので、ワクチンの接種証明とかPCR検査とかそういう手続は一切ありませんでした。ここまで来ると、本当に日常が戻ってきたなと思います。

そういう意味も含めてアフターコロナ元年が2023年って事なんでしょうね。何事もなく日常に戻ってしまう人類って強いですよね。もちろんたくさんの悲しみもありましたが、未来を見るエネルギーの方が強い気がします。良くも悪くもでしょうけど。極端に言えば反省しないから人類はここまで繁栄したと言いますか。自分の中にある直視したくない残虐性があると思うんですけど、そのDNAがあるから生き残って今を生きていると言いますか。あんまり深く掘りたくない話ですけど。

今年は良くも悪くもゆるかったんですが、悪い面で言うと、「2023年はこれをした!」と声高に言えるものが無いことでしょうか。Googleカレンダーで遡ってみても、特にエポックメイキングなことはありませんでした。

自主制作映画も作りませんでしたしね。2022年に続き2年連続です。映画を作らないってメチャクチャ楽なんですよ。ビックリしました。「平和な人生とはこういうことなのか…」とすら思いましたね。一方で「こんな気持ちになってるヤツはロクなもんじゃねえ」とも思いましたけど。私は自分の中にアーティスト志向みたいなものは無いと思ってましたけど、仕事だけに甘んじてる自分が情けなく思えました。発見ですね。

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Xや無料noteでは言えない事。毎記事2000文字以上。月に5〜8回投稿。多い時は10回以上。映画監督、映像ディレクターの仕事について。フリーランスの生き抜き方をフリーランス歴20年以上の経験から。「中年の危機」に悶絶している様子をリアルタイムに報告。子供を2人育てる父親の視点と哲学。世の中に対する日々の雑感。親友の画家、石田徹也について。などなどを書いています。

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