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売れなかった雑貨の話2(反省)

前回、メディアにたくさん露出した話を書いた。広告効果でいったら数百万円ほどあったかもしれない。でも、スマホ封印太郎は売れなかった。なぜ。

売れなかった理由
1)自主出版的なつくりかた
数をそれほどつくらなかった。つまり原価は高くなる。つかみどころがない上に、高い。結果、気軽に手の出せない商品となった。

2)ハードルの高さ
スマートフォンはもはや電話ではなく、生活に必要なもの。手放せないことは間違いない。それを封印しましょうと言われても、ハードルがすごく高い。実際やらない。むしろやれる人は自分の意志でやっているとおもう。

3)よくわからなさ
似たような商品がまったく無いなかで、デザインを優先した、伝わりにくいアイテム。それを狙っていった感はあるが(実際わかりやすさを優先していたらニュースにはならなかったと思う)、しかし、わからないものは、売れないのだ。

4)ローテク
スマホ封印太郎には、テクノロジー感がまったくない。まさかの、紙で包んで封印するスタイルだ。ふつう、紙にはお金は出さない。最新テクノロジーとか、科学に基づいたものに価値は生まれる。

5)ペナルティがない
スマホ封印には強い意志が必要、そしてそれを縛る何らかの負荷を要す。しかしスマホ封印太郎には負荷がなかった。罰があるとか損をするとか。

では、どうすれば売れたのか。
たとえば、

・とても安い
100均で売ってるとか、なんならガシャポンで買える

・わかりやすい

・ギャグならギャグ路線に振り切る

・何らかの付加価値
勉学で有名な神様のいる神社で買えるとか
有名私立校で採用されているとか

・ハイテク感

・損をする/がんばれば得する

うーん、でもやりたいのはこうじゃなかったかもな。

最大の失敗は、途中で完全な商品の存在に気がついてしまったこと。

スマートフォンを封印するなら、これ使いなよっていう商品。それは、そう、全国のコンビニでも売っている、手軽なもの。

次回、スマホ封印最強アイテムの話。

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